任天堂は次世代ゲーム機「Nintendo Switch 2」を2025年6月5日より4万9980円(税込)で発売すると発表。これを受けてNVIDIAは、自社プロセッサがNintendo Switch 2に搭載されていることを明らかにした。
以下、同社ブログをベースに、その機能と特徴をお伝えする。
TVモードで最大4Kゲーミング、携帯モードは1080Pで最大120FPSが可能
2025年4月2日に発表された「Nintendo Switch 2」は、専用のRT(レイトレーシング )コアとTensorコアを備えたNVIDIA GPU搭載のカスタムNVIDIAプロセッサにより、パフォーマンスを次のレベルに引き上げ、圧倒的な映像とAI駆動の強化を達成。
システムやチップのデザインから、カスタムGPU、API、世界クラスの開発ツールに至るまで、 NVIDIAは年間述べ1000人ものエンジニアの労力を、長年に渡りあらゆる要素へ注ぎ込んだことにより、「Nintendo Switch 2」は大幅なアップグレードを実現した。
この新しいコンソールは、TVモードでは最大で 4K ゲーミングを、携帯モードでは1080Pで最大120FPSを可能にしている。「Nintendo Switch 2」はまた、鮮明な映像とスムーズなゲームプレイのために、HDRとAIアップスケーリングをサポートしている。
■次世代の映像のためのAIとレイトレーシング
新しいRTコアにより、リアルタイム レイトレーシングを実現。リアルなライティング、リフレクション、およびシャドウをもたらし、より没入感のある世界を創りだす。
Tensorコアは画質を損なうことなく解像度を高め、ディテールをより鮮明にする DLSS (ディープラーニング スーパー サンプリング) のような AI駆動の機能を実現。
また、ビデオチャットの機能には、AIを活用したフェイストラッキングや、背景除去に Tensorコアを使用しており、快適なソーシャルゲームとストリーミングを提供していく。
世界中で何百万人ものプレイヤーを抱える「Nintendo Switch」は、歴史ある任天堂の重要な製品として、今やゲーム業界で大きな影響力を持つ存在となっている。そのハイブリッドなデザインは、TVゲームと携帯ゲーム機の架け橋となり、コンソールゲームを再定義した。
■さらなるパワー、よりスムーズなゲームプレイ
「Nintendo Switch」の10倍のグラフィックス パフォーマンスを備え、「Nintendo Switch 2」は、よりスムーズなゲームプレイとより鮮明な映像を提供する。そのほかの主な特徴は以下のとおり。
・Tensor コアは、AI を活用したグラフィックスを加速しながら、消費電力を効率的に抑える。
・RT コアは、ダイナミックなライティングと自然なリフレクション により、ゲーム内のリアリティを向上させる。
・携帯モードでは、NVIDIA G-SYNC による可変フレッシュ レート(VRR) により、非常にスムーズでティアリングのないゲームプレイを実現。
構成/清水眞希