プレゼンや会議などで複数のPDFファイルを使うことは多々あり、一つひとつのPDFを開いて説明していくことが一般的だろう。その場合、複数のPDFが一つのPDFにまとまっていたら便利なのにと思うことはないだろうか。
一つのアプリケーションで作成されたドキュメントをPDFにすることは、あまり難しいことではない。
しかし、異なるアプリケーションで作成されたドキュメントを一つのPDFにまとめることは、なかなか困難だ。このような場合、無料オンラインサービスを使用すれば、簡単にPDFをまとめることができる。
本記事では、PDFを結合する代表的な無料オンラインサービスと、無料オンラインサービスを使用して複数のPDFをまとめる方法について解説していく。
※各サービスの最新情報は、公式サイトをご確認ください。
無料オンラインサービスでPDFをまとめる方法１：Smallpdf
一つ目の無料でPDFを結合することができるオンラインサービスとして、Smallpdfを紹介する。
■サービスの特徴
Smallpdfは、オンライン上で無料でPDFドキュメントをマージや結合できるツールだ。
また、Smallpdfはソフトウェアのインストールが必要なくWebブラウザ上で利用できるため、多くのユーザーが利用している人気のツールである。
Smallpdfの機能は、PDFの結合だけでなく、PDFの分割やダウンロードと保存、ワード、Excel、PowerPointなどの形式からPDFへの変換など幅広い機能を提供している。
ソフトウェアのインストール不要で、シンプルで使いやすいインターフェイスのため、Webブラウザ上で簡単に利用することが可能だ。
ほとんどの機能が無料で利用できるが、ファイルは暗号化されセキュリティにも優れている。
■PDFをまとめる手順
SmallpdfでPDFをまとめるには、以下の手順が必要だ。
- Smallpdfのウェブサイトにアクセスして、「PDFを結合」をクリック。
- まとめるPDFファイルなどを、ページの上部にあるボックスにドラッグアンドドロップして、ファイルを追加する。
必要に応じてページの並べ替えや回転を行った後に、「完了」をクリックすると1つの PDFに結合される。
ファイルが結合されると「ダウンロード」のボタンがでてくるので、クリックするとダウンロードすることが可能だ。
無料オンラインサービスでPDFをまとめる方法２：PDF Joiner
二つ目の無料でPDFを結合することができるオンラインサービスとして、PDF Joinerを紹介する。
■サービスの特徴
PDF Joinerは、無料で複数のPDFファイルを1つのPDFファイルに結合できるオンラインツールである。
シンプルなインターフェースで、結合したいPDFファイルをドラッグアンドドロップするだけで簡単に結合できるのが特徴だ。
ファイルを結合するためにアップロードされたファイルは、1時間で削除されるが一時的にPDF Joinerのサーバー上に保管される。
そのため、重要な書類などをまとめる場合には、セキュリティを考慮して使用しない方がよいかもしれない。
■PDFをまとめる手順
PDF JoinerでPDFをまとめるには、以下の手順が必要だ。
- PDF Joinerのサイトにアクセスして、「ファイルをここにドラッグ&ドロップして下さい。」と書かれているボックスに、ドラッグアンドドロップする。
- 表示したい順に必要に応じてファイルをドラッグして入れ替えて、「ファイルを結合」をクリックすると1つの PDFに結合される。
無料オンラインサービスでPDFをまとめる方法３：iLovePDF
三つ目の無料でPDFを結合することができるオンラインサービスとして、iLovePDFを紹介する。
■サービスの特徴
iLovePDFは、完全に無料でできるオンラインPDFツールである。
PDFの結合の他にも、分割、圧縮、OfficeファイルからPDFへの変換、JPGからPDFへの変換、PDFからJPGへの変換もできる便利なツールだ。
インストールの必要はないため、Webブラウザ上で簡単に利用することが可能である。
■PDFをまとめる手順
iLovePDFでPDFをまとめるには、以下の手順が必要だ。
- iLovePDFのウェブサイトにアクセスして、「PDF結合」をクリック。
- 「PDFファイルを選択」をクリックして、まとめたいファイルを選択する。
- 「PDFを結合」をクリックすると、PDFファイルが結合されて、「結合されたPDFのダウンロード」のボックスをクリックするとダウンロードができる。
まとめ
PDFをオンラインでまとめるには、有料のPDF結合ツールもあるが、特に細かい機能が必要でなければ優秀な無料ツールが多くある。
今回紹介したツールは、それぞれ使いやすさや環境に応じて選択するとよいだろう。
文／藤冨啓之（ふじとみひろゆき）
経済週刊誌の編集記者として活動後、Webコンテンツのディレクターに転身。2020年に独立してWEBコンテンツ制作会社、もっとグッドを設立。BtoB分野を中心にオウンドメディアのSEO、取材、ブランディングまであらゆるコンテンツ制作を行うほか、ビジネス・社会分野のライターとしても活動中。
