AppleはM4 Maxと新しいM3 Ultraチップを搭載した、Mac史上最もパワフルな新しいMac Studioを発表。すでに予約を受け付けており、2025年3月12日より販売が開始された。価格はM4 Maxモデルが32万8800円(税込)から、M3 Ultraモデルは66万8800円から。
とてつもなくパワフルなM4 Maxと新しいM3 Ultraを搭載した新しいMac Studioは、極めて負荷の高いプロのワークフローにかつてないパワーを提供する。
Mac StudioはAIのためのパワーを備え、先進的なGPUと、M3 Ultraではパーソナルコンピュータ史上最も大容量となる最大512GBのユニファイドメモリにより、6000億以上のパラメータを持つ大規模言語モデル(LLM)を完全にインメモリで実行できる。
また、ユーザープライバシーを保護しながら仕事をしたり、連絡を取り合ったり、自分らしさを表現したりする方法を変革するパーソナルインテリジェンスシステム、Apple Intelligenceのために設計されている。
本体サイズは高さ95×幅197×奥行き197mm。質量はM4 Maxモデルが2.74kg、M3 Ultraモデルは3.64kg。
M4 Max搭載のMac Studio:圧倒的なパフォーマンス
世界最速のCPUコアによって圧倒的なシングルスレッドのCPUパフォーマンスを発揮するとともに、複雑な作業で並外れたマルチスレッドのCPUパフォーマンスを実現。
最大16コアのCPU、最大40コアのGPU、1秒当たり0.5テラバイトを超えるユニファイドメモリ帯域幅、M1 Maxよりも3倍以上高速なNeural Engineを備えているため、M4 Maxを搭載したMac Studioは、デバイス上のAIモデルを驚くほど高速に実行できる。
M4 Max搭載のMac Studioは、M1 Max搭載のMac Studioより最大3.5倍高速で、最もパワフルなIntelベースの27インチiMacより最大6.1倍高速だ。
ユーザーが3Dアニメーションをレンダリングする時も、マルチカメラのプロジェクトを編集する時も、Mac Studioは複雑なワークフローをすばやく処理する。
また、M4 MaxのGPUは、Dynamic Caching、ハードウェアアクセラレーテッドメッシュシェーディング、第2世代のレイトレーシングエンジンなど、Appleの先進的なグラフィックスアーキテクチャをMac Studioに初めてもたらし、一段とシームレスなコンテンツ制作やゲームを実現する。
M4 Maxを搭載したMac Studioは、36GBから最大128GBのユニファイドメモリに対応するため、ユーザーは、何千もの画像をすばやく正確に分類したり、何百ものトラック、プラグイン、バーチャルな音源を含む複雑な楽曲の制作まで、あらゆることを達成できる。
さらに、M4 Maxのパワフルなメディアエンジンは2つのProResアクセラレータを備えており、Mac Studioはビデオグラファーのために並外れたパフォーマンスを発揮し、複数の4K ProResストリームでスムーズに作業が可能だ。
<M4 Max搭載Mac Studioの性能まとめ>
・ Adobe Photoshopでの画像処理が、M1 Max搭載Mac Studioと比較して最大1.6倍高速、Core i9搭載27インチiMacと比較して最大2.9倍高速。
・Xcodeでコードをコンパイルする際のビルドのパフォーマンスが、M1 Max搭載Mac Studioと比較して最大2.1倍高速、Core i9搭載27インチiMacと比較して最大3.1倍高速。
・CompressorでのProResトランスコードのパフォーマンスが、M1 Max搭載Mac Studioと比較して最大1.2倍高速、Core i9搭載27インチiMacと比較して最大2.8倍高速。
・Topaz Video AIでのビデオ処理のパフォーマンスが、M1 Max搭載Mac Studioと比較して最大1.6倍高速、Core i9搭載27インチiMacと比較して最大5倍高速。
M4 Max搭載のMac Studioは、Adobe Photoshopのフィルタと機能において、より高速なパフォーマンスを提供する。
M3 Ultra搭載のMac Studio:プロ向けパフォーマンスの頂点
CPUとGPUのコア数の多さと、大容量のユニファイドメモリを活用するワークロードでは、M4 Maxより約2倍高速なパフォーマンスを提供する。実際、M3 Ultra搭載のMac Studioは、M1 Ultra搭載のMac Studioより最大2.6倍高速で、16コアのIntel Xeon WベースのMac Proより最大6.4倍高速だ。
新しいM3 Ultraで、Mac Studioは24の高性能コアを備えた最大32コアのCPUを搭載しており、これはこれまでのどのUltraチップよりも50パーセント多く、Mac史上最も多いCPUコアとなる。
また、どのAppleシリコンチップよりも多い最大80コアのGPU、デバイス上のAIと機械学習(ML)のためのパワフルな32コアのNeural Engine、800GB/s以上のユニファイドメモリ帯域幅を実現する高帯域幅メモリアーキテクチャも提供する。
M3 Ultra搭載のMac Studioでは、96GBから、パーソナルコンピュータ史上最も大容量となる最大512GBのユニファイドメモリの構成が可能で、最大16TBの超高速SSDストレージにより、コンテンツやデータをローカルに保存できる。
これは、12時間以上の8K ProResビデオに十分なストレージだ。先進的なグラフィックスアーキテクチャは、Dynamic Cachingのほか、ハードウェアアクセラレーテッドメッシュシェーディングとレイトレーシングにも対応するので、GPUベースのレンダラーのようなグラフィックスワークフローがM1 Ultra搭載のMac Studioより最大2.6倍高速となっている。
M3 Ultra搭載Mac Studioは、極めて負荷の高いワークフローのためのかつてないパフォーマンスを発揮。最大0.5テラバイトのユニファイドメモリにより、ユーザーは、膨大なパラメータを持つLLMを完全にインメモリで実行できる。
<M3 Ultra搭載のMac Studioの性能まとめ>
・Maxon Redshiftでのシーンのレンダリングのパフォーマンスが、M1 Ultra搭載Mac Studioと比較して最大2.6倍高速、Radeon Pro W5700Xを搭載した16コアのIntelベースのMac Proと比較して最大6.4倍高速。
・Oxford Nanopore MinKNOWでのDNA配列のベースコールが、M1 Ultra搭載Mac Studioと比較して最大1.1倍高速、Radeon Pro W5700Xを搭載した16コアのIntelベースのMac Proと比較して最大21.1倍高速。
・Final Cut Proでの8Kビデオのレンダリングのパフォーマンスが、M1 Ultra搭載Mac Studioと比較して最大1.4倍高速、Radeon Pro W5700Xを搭載した16コアのIntelベースのMac Proと比較して最大4倍高速。
高帯域幅アクセサリと拡張性をもたらすThunderbolt 5
新しいMac Studioは、前世代より最大3倍速い最大120Gb/sの転送速度を実現するThunderbolt 5ポートを備え、より高速な外部ストレージ、拡張シャーシ、パワフルなハブソリューションを利用できる。
また、M3 Ultraにより、Mac Studioは最大8台のフル6K解像度のPro Display XDRに対応。そしてMac Studioは10Gb Ethernetポート、HDMIポート、写真やビデオを便利に読み込むための前面のSDXCカードスロット、内蔵のWi-FiとBluetoothなど、幅広い接続性を提供。プロがすばやくアクセスできる環境を提供する。
Mac Studioは、Thunderbolt 4より3倍速い最大120Gb/sの転送速度を実現するThunderbolt 5ポートを搭載。内蔵のWi-FiとBluetoothの接続に対応する。
■究極のスタジオ環境
Mac StudioとStudio Displayを一緒に使用することで、クリエイティブユーザーは理想のスタジオを構築できる。Studio Displayは、広々とした27インチの5K Retinaディスプレイ、12MPセンターフレームカメラ、スタジオ品質の3マイクアレイ、空間オーディオ対応の6スピーカーサウンドシステムを備え、Mac Studioと完璧に組み合わせることが可能だ。
HDRのワークフローで作業するユーザー向けに、Pro Display XDRは、最大1600ニトのピークHDR輝度を備えた32インチRetina 6Kディスプレイが用意されている。また、Mac StudioとStudio Displayの洗練されたデザインを美しく補完するTouch ID搭載Magic Keyboard、Magic Trackpad、Magic Mouseなど、Magicアクセサリを追加することもできる。
Mac Studioは広々とした27インチの5K Retina Studio Displayと美しく組み合わせられるようにデザインされているため、究極のスタジオ環境を創り上げてくれる。
関連情報
https://www.apple.com/jp/mac-studio/
構成/清水眞希