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「信頼」が生活者と企業の関係を再構築、アクセンチュアが予測する5つの世界的なマクロトレンド

アットダイム 1 月 前
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今回で18回目を迎えるアクセンチュアの年次レポート「アクセンチュア ライフ トレンド2025」が発表された。このレポートでは、世界の半数以上の人々が、以前よりもオンラインで目にするコンテンツの真偽に対して疑念を抱くようになったと回答したほか、62%の人々が「信頼」をブランド選択の際に重要視していることを明らかにしている。

そして世界中から集められた知見をもとに、アクセンチュア ソングはテクノロジーと生活者の関係がどのように変化するか、そしてブランドがその変化にどう対応すれば良いかを予測する、5つのマクロトレンドを特定した。

本稿では同社リリースを元に、その概要をお伝えする。

1:ためらいのしわ寄せ

オンライン詐欺の増加により、コンテンツの真偽を見極めることが一層難しくなり、オンライン体験への信頼性が揺らいでいる。生成AIはこの疑念をさらに深め、人々のデジタルプラットフォームへの信頼を揺るがしている。

アクセンチュアの調査によれば、半数以上の人々がオンラインコンテンツの信ぴょう性に疑問を抱いている。また、過去1年間で33%の人々がディープフェイクや詐欺被害に遭ったと回答しており、信頼の低下はオンラインショッピングやブランドとの関わりにも影響を与えている。

ブランドは顧客が安心できるようにコミュニケーションや商取引、商品において信頼性を確保することが求められている。

2:親子間ギャップ

親世代は、子どもたちがデジタル技術と健全で良好な関係を築くためにサポートが必要だと感じている。

これは時に若者たちの意向に反することもあるが、インターネットやソーシャルメディアへの無制限のアクセスは、極端な行動を引き起こしたり、さまざまな危険に巻き込まれたりするリスクが伴う。

この問題を喫緊の課題と認識する親たちは、政府がトップダウンで講じる対策に加えて、自らも積極的に対応している。アクセンチュアの調査により、18歳から24歳の若者は、55歳以上の人々と比べて、ソーシャルメディアが自分のアイデンティティに影響を与えていると感じる割合が2倍以上高いことが判明した。

また、Z世代とミレニアル世代の約3分の2(それぞれ67%と64%)が、望む以上にオンラインで時間を費やしていると回答。若者たちがこのようなインターネットやソーシャルメディアの負の影響に苦しむ中で、適切なバランスや保護策を見つけるための議論と行動が求められている。

3:せっかちエコノミー

多くの文化において、教育、努力、そして強い意志が希望の未来を形作る要素として強調されている。しかし、昨年の「成功神話の解体」と題されたトレンドは、人々の目標や優先事項が急速に変わりつつあることを浮き彫りにした。

現在では、生活者の4人に3人が「企業が自分たちのニーズの変化にもっと迅速に対応してほしい」と望んでいる。また、世界の半数以上の人々が、素早い回答や解決策を求めてSNSなどで不特定多数からの情報に頼ることが多くなり、その結果、自身の健康やお金に関するリスクの高い選択をすることもある。

特に今では、インフルエンサーがファッション、旅行、音楽だけでなく、健康やお金、ウェルビーイングといった生活の基本にも影響を与えるようになった。

このような状況下で、企業が期待に応えられない場合、生活者はオンラインコミュニティに頼るようになる。そのため、ブランドは人々からの愛着や忠誠心を維持するために迅速な対応が求められている。

4:仕事の尊厳

業務のプレッシャー、技術の進歩、そして環境の変化により、仕事における尊厳がますます重要視されるようになってきた。生成AIが職場に導入される中で、その活用においては従業員の尊厳を考慮することが不可欠だ。

生成AIツールについて、75%の人が仕事で役立つと感じており、44%が作業効率を高め、38%が作業の質を向上させると答えている。しかし、14%は創造性が制限されると懸念し、15%は仕事がより事務的になると感じ、11%は雇用の安定に不安を抱いている。

経営幹部は、質の高い成果を生み出すために、従業員がモチベーションと裁量を感じられる職場環境を醸成する必要がある。

5:つながりの再野生化

人々は、体験の中でさらなる深さや本物らしさ、感覚的な豊かさを求め、充実感をもって社会と関わりたいと考えている。自然環境や他者との接点を再構築する新たな欲求が芽生えており、テクノロジーの活用と日々の幸せやウェルビーイングの追求との間で揺れ動いている。

調査によると、42%の人々が過去1週間で最も楽しかった体験を実生活での出来事と回答しており、デジタル上での体験を挙げた人はわずか15%だった。この変化は、組織にとって自らの提供価値を再考し、より没入感のある「本物の」体験を求める生活者の欲求に応えるチャンスを提供している。

■調査方法

「アクセンチュア ライフ トレンド2025」は、グローバルで活躍するアクセンチュア ソングのデザイナー、クリエイター、テクノロジーの専門家、社会学者、人類学者の洞察や知見、また、2024年7月に日本を含む22か国2万4295人に対して実施したアンケート調査をもとに作成された。来たるデジタルトレンドを定義し、企業がまず取るべき施策を提案している。

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関連情報
https://www.accenture.com/jp-ja/insights/song/accenture-life-trends

構成/清水眞希

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