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18年の歴史に幕。iPhoneから消滅した「ホームボタン」の魅力を振り返る

アットダイム 1 月 前
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iPhone 16eが発売された。

iPhone SE(第3世代)の後継機とも呼べるコスパを重視するiPhoneユーザーに向けたモデルとなっている。

しかし、iPhoneの象徴である「ホームボタン」が搭載された機種が完全になくなったことで、ネット上では悲しみの声が溢れている。

ホームボタン、約18年の歴史に幕

なにも突然ホームボタンがなくなったわけではない。

はじめてiPhoneからホームボタンが消えたのは2017年11月に発売されたiPhone Xから。今からおよそ7年半前である。

その後、発売されるiPhoneはiPhone SEシリーズを除き、全て非ホームボタン端末だ。

もしかしたら、今の10~20代前半のiPhoneユーザーにとってはホームボタンが搭載されていないiPhoneが普通であり「何を言っているのか」と思うかもしれない。

一方で、30代以上のユーザーにとっては、スマホ=iPhoneであり、iPhone=ホームボタンが当たり前だった。少なくとも、スマホデビューをしたiPhone端末にはホームボタンが搭載されており、ホームボタンの操作ありきでスマホの使い方を覚えてきたと言う歴史がある。

だからこそ、ホームボタン端末がなくなってしまうことは、今まで培ってきたスマホの操作感覚を捨てて、新たに操作感覚を身につけないといけないのだ。

上述した通り、iPhone X以降も、iPhoneにはSEシリーズが展開された。

SEシリーズは2016年~(第1世代)、2020年~(第2世代)、2022年~(第3世代)と発売されており、いずれもホームボタンが搭載された端末だ。つまり、これまでiPhoneユーザーはハイスペックモデルにこだわらなければホームボタン端末を使い続けることができたのだ。

「この操作感がなれているから」とSEを選んできたユーザーもいるだろう。

しかし、iPhone16eの発表、それに伴うiPhone SEの販売終了でそれが絶たれてしまった。

初代iPhoneからカウントすると、約18年続いたホームボタンがiPhoneから消えたことになる。

ストレスを感じない操作が可能だったホームボタン

ホームボタンの何がいいのか。

それは、「ボタンひとつでホーム画面に戻る手軽さ」と「Touch ID(指紋認証)」の二つに集約される。

順番に解説していきたい。

ホームボタンがなくなったiPhone X以降は、ホーム画面に戻るためには「画面の下端から上にスワイプする」必要がある。それだけである。いたってシンプルな操作であり、使いこなすことに大きな問題はない。

ただ使いなすまでに、操作ミスをした人の数はホームボタンの比ではないだろう。

「下部」の判定が思っているより、甘いor辛いためにホーム画面に戻りたくとも戻れない、もしくは戻る気がなかったのに戻ってしまうという誤操作は必ずといっていいほど通る道だ。

間違って「画面をスワイプするだけ」や「アプリスイッチャー」を開いてしまうなどもあるあるだろう。

ホームボタンではこのような誤操作は起きない。

慣れるまでにストレスは不可避であり、それが嫌と言う気持ちはよく理解できる。

そしてホームボタンの大きな役割として「Touch ID(指紋認証)」がある。

もちろんセキュリティ面で言えば「Touch ID」より「Face ID」の方が優れている。Appleによると次のとおりだ。

・Touch ID(指紋認証)
「指紋には一つとして同じものはないため、別々の指紋が、たとえそのごく一部同士であっても酷似していて、Touch IDに同一指紋として登録されることはまれです。こうしたことが起きる確率は、登録される指紋1つにつき、わずか5万分の1です」

・Face ID(顔認証)
「無作為に選ばれた他人がiPhoneまたはiPad Proを見て、Face IDで本体のロックを解除できてしまう確率は、マスクを着用していてもいなくても、容姿が1つだけ登録されている場合、100万分の1未満です。さらなる安全強化策として、Face IDを試せるのは5回までになっています。認証に5回失敗したらパスコードの入力が必要です。双子や似ている兄弟姉妹、または13歳未満の子供については顔の特徴も成長途上にあるため、統計的な確率は高くなり、マスク着用時にFace IDを使う場合にはさらに上がります」

5万分の1と100万分の1。セキュリティに関してはFace IDが圧勝となる。

それでも、Touch IDにはTouch IDの良さがある。

「ポケットからスマホを取り出して使う際、ホームボタンに指を合わせてスマホを取り出せば、ディスプレイが見える位置に持ってきた時にはすでにロックが解除されている。非常にシームレスで無駄がない」(30代男性)

「Face IDはマスクをしていると認識してくれないことが多いと聞く。マスクをとる手間やスマホを顔の前に持ってくることを考えるとTouch IDで十分」(20代女性)

Appleによれば、人は1日に100回以上もスマホのロックを解除しているという。

なぜ、Touch IDという選択肢を残してくれなかったのか…。

***

いずれにせよ、iPhoneからホームボタンは消える。

iPhone SE(第3世代)は公式ストアから姿を消したとはいえ、まだまだ入手可能だ。

しかし、それも時間の問題。サポート期間の問題もある。

ホームボタンが忘れられないユーザーたちはどこに行けばいいのだろうか。

取材・文/峯亮佑

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