建設中のラピダス半導体工場　稼働まで１カ月

　千歳市で建設が進むラピダス（東京）の次世代半導体工場が試作開始を予定する４月まで、残り１カ月となった。回路線幅２ナノメートル（ナノは１０億分の１）級の半導体の量産を２０２７年から行う計画で、試作は日本の半導体産業復活に向けた重要な一歩となる。今回の工場稼働は、ウエハーと呼ばれる基盤に電子回路を形成する「前工程」の試作のみ。２７年には組み立てて最終製品化する「後工程」を含めた量産開始を目指しており、関連企業の進出や求人は一段と増えそうだ。