組織として情報共有や意思疎通、プロジェクトの進捗確認などをする上で、会議が重要なのは言うまでもない。しかし、かけた時間の割に生産性がないことから、職場の会議に意味を見いだせていないというビジネスパーソンも多いのではないだろうか?
識学はこのほど、20歳~59歳の会社員(正社員)300名を対象に「職場の “会議”に関する調査」を行い、その結果を発表した。
職場で「定期的に会議が開かれている」人は66.4%
Q1. あなたがお勤めの会社では、会議が定期的に行われていますか。
※クライアントやパートナーと行うものは含まず、社内で行われる会議についてお答えください。
※会議の内容については問いません。
(単数回答、n=2268)
“会議”が定期的に行われている職場はどのくらいあるのだろうか。
20代~50代の会社員(※会社規模10人以上)に会議の内容は問わず、クライアントやパートナーと行うものではない「職場の“会議”」の有無について聞くと、会議が「ある」と回答したのは66.4%という結果となった。職種別でも、会議の有無に大きな差はみられなかった。
必要ではないと思う会議、21.7%は「全体会議」、18.7%は「部署や部門などのグループでの会議」と回答
Q2.あなたが参加している会議・ミーティングの種類で、あてはまるものをお答えください。
Q3.また参加していると回答した会議の中で、必要ない会議だと思うものをお答えください。
(いずれも複数回答、n=300)
次にどんな会議へ参加しているのかを聞くと、最も多かったのは「部署や部門などのグループでの会議」(67.7%)で、次いで「全体会議」(56.0%)、「各プロジェクトでの会議」(47.0%)、「朝礼/夕礼」(38.0%)という結果だった。
また参加している会議の中で「必要のない会議」だと思うものについて聞くと、47.7%の人が「全ての会議が必要だと思う」と回答したが、「全体会議」は21.7%、「部署や部門などのグループでの会議」は18.7%、「朝礼/夕礼」は17.3%の人が「必要のない会議」だと回答した。裏を返せば参加する会議の人数や目的が絞られているものほど、「必要な会議」という結果となった。
会議の平均回数は「1週間に1回未満」、所要時間は「30分以上1時間未満」が最多に
Q4.あなたが1週間で参加する会議の平均回数をお答えください。
Q5.あなたが参加する会議の平均時間をお答えください。
Q6.あなたは月間でどの程度の時間を会議に使っていますか。
(いずれも単数回答、n=300)
会議の「回数」「1回の平均所要時間」「月間での平均所要時間」についても聞いた。
「回数」については、「1週間に1回未満」が最も多く49.3%で、続いて「1週間に1回以上3回未満」が29.0%となった。
「1回の平均所要時間」については、「30分以上1時間未満」が最も多く41.0%で、続いて「15分以上30分未満」が27.7%となった。
また「月間での平均所要時間」については、「1時間未満」が最も多く26.3%で、「2時間以上5時間未満」が24.0%と続いた。
このことから会議によって多くの時間が業務時間に割かれているということはない様子となった。
会議の頻度や時間設定は適切だと思うか?…いずれも「適切だと思う」が過半数に達する
Q7.あなたが参加する会議の頻度は適切だと思いますか。
Q8.あなたが参加する会議の時間設定は適切だと思いますか。
(いずれも単数回答、n=300)
では先ほど回答した会議の「頻度」や「時間設定」ははたして適切なのだろうか。
「頻度」については「適切だと思う」が61.3%、「多いと思う」が35.0%。「時間設定」については「適切だと思う」が58.7%、「長いと思う」が39.3%という結果で、概ねどちらも「適切」だと思っている人が多いようだった。
Q9.あなたはこれまでに、会議に出て「意味がない」と感じたことはありますか。
(単数回答、n=300)
【前問で「意味がない」感じたことがあると回答した方】
Q10.その会議はどのような会議でしたか。具体的にお答えください。
(自由回答、n=143)
先ほどの設問で、会議の「頻度」や「時間設定」が“適切”という回答が多く挙がったが、会議に出て「意味がない」と感じることももちろんあるのだろう。
そこでこれまでに会議に出て「意味がない」と感じたことがあるかを聞いたところ、「ある」と回答したのは75.0%にのぼった。
その「意味がない」と感じた会議の詳細については下記のようなカテゴリごとの意見が挙がった。
●“報告のみ”の会議
・報告のみの会議、メールで十分。(29歳男性・一般社員)
・ただ資料を読んでいるだけの会議。(43歳男性・部長クラス)
●“準備不足”の会議
・煮詰まる前の段階で時期尚早のものがある。(57歳男性・課長クラス)
・事前準備が不足しており、目的が定まらずダラダラ進んでしまった会議。(34歳男性・一般社員)
●“結論が出ない”会議
・意思決定をせずに議論するだけの会議。(59歳男性・主任クラス)
・アピール大会になってしまい、本質的な議論がなされない。(50歳女性・課長クラス)
●“関係ない”会議
・主に経営層の議題が多く、自分の仕事にはあまり関係なかった。(29歳男性・一般社員)
・上層部だけで良いものを、下の人間も参加させられる。(23歳男性・一般社員)
●“とりあえず”な会議
・とりあえず開かれる定例会議。(44歳男性・課長クラス)
・ただ慣例で、会社の方向性等をだらだら話すだけの会議。(36歳女性・主任クラス)
会議の課題、「議論ではなく報告中心になっている」の37.0%で最多に
Q11.あなたが参加する会議の課題として、あてはまるものをお答えください。
(複数回答、n=300)
最後に、少なからず「意味がない」と感じさせる会議がある中で、その課題とはいったい何だろうか。
最も多かったのは「議論ではなく報告中心になっている」の37.0%で、「目的が不明確」が29.3%、「議題に関係のない会話が多い」が23.7%、「振り返りばかりで次への課題等が話し合われない」が20.0%と続いた。
やはり会議を開催する側、出席する側双方で、何のための会議なのか?というその目的が共有されていないことが大きな課題となっているようだった。
<調査概要>
調査機関:株式会社識学
調査対象:20歳~59歳の会社員(正社員)
有効回答数:スクリーニング調査…2268サンプル/本調査…300サンプル
調査期間:2025年1月8日(水)~10日(金)
調査方法:インターネット調査
※本調査では、小数点第2位を四捨五入している。そのため、数字の合計が100%とならない場合がある。
出典元:株式会社識学
構成/こじへい