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意外と知らない!?ビジネスシーンにおける「TPO」の意味と重要性

アットダイム 1 日 前
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TPOという言葉を聞いたことがあっても、正しい意味はよく分からない人も多いのではないでしょうか。言葉の意味を正しく理解して、ビジネスシーンなどにおける意思疎通に役立てましょう。

TPOとはどういう意味?

まずは具体的な意味と、ビジネスにおける重要性について詳しく解説していきます。

■その場にふさわしい対応をすること

TPOとは、『Time(時間)』『Place(場所)』『Occasion(場合)』の頭文字を取った和製英語です。『TPOに合わせる』『TPOをわきまえる』といった言い方をするのが一般的で、その場にふさわしい対応をすることを意味します。

例えば、高級レストランでは清潔感のある服装を心掛け、葬儀では静かに振る舞うなど、状況に合わせた行動を取ることです。ビジネスシーンにおいても、TPOを意識した行動が求められる場面は多いため、社会人として不可欠なスキルの一つといえます。

■ビジネスシーンにおけるTPOの重要性

ビジネスシーンでTPOを意識することは、円滑な人間関係の構築や信頼の獲得に不可欠です。場面に応じた適切な振る舞いや服装は、相手への配慮や敬意を示すことにつながります。

例えば、取引先を訪問する際、TPOをわきまえた振る舞いをすることで相手に好印象を与え、かつ信頼を得られる可能性があります。自分自身の評価を左右するだけでなく、会社全体のイメージにつながる可能性もあるでしょう。

逆に、その場にふさわしい行動ができないと、『常識がない』『失礼な対応だ』などの評価をされる可能性があるため注意が必要です。

ビジネスシーンで求められるTPOとは

ネクタイを整えるビジネスパーソン

(出典) pixta.jp

ビジネスシーンでは、TPOを意識した適切な行動が求められます。ここでは、ビジネスシーンで知っておくべきポイントについて、『立ち居振る舞い』『服装』『言葉遣い』の3点から見ていきましょう。

■ビジネスパーソンらしい立ち居振る舞い

ビジネスパーソンらしい立ち居振る舞いとは、場面や状況に応じて適切な行動を取ることです。

例えば、取引先との商談では、相手に対して失礼のない行動が求められます。とはいえ、何か特別なことをする必要はありません。約束の時間に遅れなかったり、相手に会ったら自分からあいさつしたりなど、一般的なビジネスマナーを守ることがTPOをわきまえた行動につながります。

また、オフィス内だけでなく、公共交通機関・公共施設を利用する際に周囲の迷惑にならないよう配慮することも、ビジネスパーソンにとって大切な心掛けです。

■場面に応じた服装

時や場所、状況に応じた服装を選ぶことも大切です。TPOを無視した服装は、場違いなイメージを与えるだけでなく、場合によっては相手を不快にさせたり、信頼を失ったりすることにもつながります。

例えば、ビジネスの場でジーンズ・カジュアルなTシャツはふさわしいとはいえませんし、冠婚葬祭ではフォーマルな服装をするのが基本です。ビジネスシーンであれば、商談にも影響を及ぼしかねません。常に場面を意識し、適切な服装を心掛けることが大切です。

■相手との関係性を考えた言葉遣い

ビジネスシーンでの言葉遣いは、相手との関係性を考慮して選ぶことが重要です。例えば、上司や取引先に対しては敬語を使用し、同僚との会話ではややカジュアルな表現を用いるなど、場面に応じて使い分ける必要があります。

敬語の種類は、尊敬語・謙譲語・丁寧語の三つです。

  • 尊敬語:目上や立場が上の人に対して使う。例)いらっしゃる・おいでになる・おっしゃる・御社・貴社など
  • 謙譲語:自分をへりくだらせるときに使う。例)伺う・参る・申し上げる・弊社など
  • 丁寧語:どのような相手にも使える。語尾を『です・ます』にしたり、名詞・形容詞・動詞の最初に『お・ご』を付けたりする。例)行きます、ご連絡など

これらの言葉を適切に使用し、相手への敬意や配慮を示しましょう。

シーン別TPOの具体例

会議の様子

(出典) pixta.jp

ビジネスシーンにおけるTPOの具体例を、代表的な三つの場面に分けて詳しく解説します。これらの例を参考に、状況に応じた適切な対応を心掛けましょう。

■会議

会議の目的や、参加者に応じた対応をすることが重要です。例えば、社内会議ならオフィスカジュアルな服装も許容されますが、社外からの参加者がいる場合はスーツ・ジャケットを着用した方が好ましいでしょう。

若手社員ばかりが集まったミーティングと、役員クラスによる経営会議では、ふさわしい言葉遣いも変わります。また、オンライン会議の場合は背景にも気を配り、ビジネスシーンにふさわしいものを選ぶよう注意が必要です。

■取引先との商談時

取引先との商談時は、清潔感のあるスーツを着用し、髪形や爪なども整えることが大切です。クールビズ中で社内ではノーネクタイの場合でも、商談時はネクタイを着用した方が相手からの印象は良くなるでしょう。

言葉遣いは丁寧な敬語を心掛け、相手の立場・気持ちを考えながら会話を進めます。また、商談の場所や時間帯に応じて、適切な態度・振る舞いを心掛けることも重要です。

例えば、高級レストランでの商談なら、テーブルマナーにも注意しましょう。TPOを意識し、相手に好印象を持ってもらえれば、契約を獲得できる可能性が高くなるかもしれません。

■パーティー・イベント

パーティーでは、ドレスコードを確認し、それに沿った服装を選びましょう。主催者の意向によっても異なりますが、男性はスーツ・ジャケット、女性はドレス・スーツなどが一般的です。

ドレスコードが決まっていない場合は、パーティーの雰囲気に合わせて決めれば問題ありません。どのような形式のパーティーでも、清潔感のある装いを心掛けることが大切です。

また、展示会などビジネス関連のイベントでは、企業イメージ・出展ブースのコンセプトに合わせた服装を心掛けることも、TPOにつながります。

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