「仕事でやる気が出ない…」そんなふうに感じることは、誰にでもあることです。いつも頑張っているのに、どうにも体が動かない。
そんな自分にイライラしたり、落ち込んだりしてしまうこともありますよね。でも、それは怠けではなく、「心や体が休息を必要としているサイン」かもしれません。
そこで今回は、仕事でやる気が出ない原因を解説し、気持ちをラクにするコツや、今すぐ試せる具体的な対策をお伝えします。自分を追い詰めるのではなく、やる気のない日を上手に乗り越えるヒントを見つけてみましょう。
仕事でやる気が出ない主な原因とは?
まずは、やる気が出ない原因を理解することが大切です。原因を知ることで、適切な対策を取れるようになります。よくある原因を挙げてみました。
(1)疲れが溜まっている
業務量が多すぎたり睡眠が足りなかったりすると疲れが溜まり、集中力が低下してやる気も失われてしまいます。自分にプレッシャーをかけ続け、「もっと頑張らなきゃ」と叱咤し続けている場合も、疲れが溜まってやる気が出なくなる原因となります。
(2) 人間関係のストレスがある
人間関係は仕事のモチベーションと密接に関係しています。職場で孤立している、上司との関係があまりよくない、協力的でない同僚がいる、取引先からの無理な要求が多いなどがあれば、次第に仕事への熱意を失う原因となります。
(3)仕事がマンネリ化している
30代を迎える頃には、ある程度仕事の流れを把握し、効率的にこなせるようになっている方も多いはず。その反面、新鮮さを感じられなくなり、日々の仕事が単なるルーティンのように思えることも。「このままでいいのかな?」という気持ちが、やる気の低下に繋がる場合もあります。
仕事でやる気が出ないときに気持ちをラクにする3つのコツ
仕事に身が入らないときに自分を責めてしまう人も多いですが、それは逆効果。ここでは、気持ちをラクにするための3つのコツをご紹介します。
(1) 自分を責めない
「やる気が出ないのはダメなこと」と思わなくて大丈夫です。むしろ、「今日はやる気が出ないんだな」と自分の状態を認めることが大切。やる気がない状態を無理に変えようとすると、余計に疲れてしまいます。
「そういう日もあるよね」「やってみて無理そうなら休もう」と、自分を励ますような声掛けをしてみましょう。
(2)自分へのハードルを下げる
自分に高いハードルを課している場合も疲れが溜まりやすくなりますので、少しハードルを下げることを意識してみましょう。「できる分だけ頑張れば十分だよ」「今でもよく頑張っているよ」と声を掛け、プレッシャーを和らげるようにしてみてください。
(3) 今の状況を冷静に見つめ直す
ある程度の期間、やる気が出ない状況が続いている場合は、一度立ち止まって理由を考えてみるといいでしょう。
「何に疲れているのか?」「どんなことがストレスなのか?」、冷静に自分の状況を振り返ることで、原因が分かり、対策を見つけやすくなります。
自分が興味を持つものや、知的好奇心をくすぐるものを探してみることも大切です。これまでどんなことにワクワクしたのか振り返ってみましょう。
仕事でやる気が出ないときに試したい5つの対策
仕事でやる気が出ないと感じるときに、今すぐできる対策を5つ紹介します。できるところから取り入れてみてくださいね。
(1) しっかりと休息を取る
最初に大切なのは、休息を取ること。「そんなの当たり前」と思いがちですが、実際には休めていない人が多いのです。
疲労が溜まっているときは、たっぷり寝て、心も体もリフレッシュする時間を意識的に作ることが大切です。自分の好きなことに没頭するのも良い方法ですね。
(2) 簡単な作業から始める
気持ちが乗らないときには、メール確認やデスクの整理など、あまり頭を使わずに済む作業から取り組んでみましょう。
「とりあえずこれだけやってみよう」という意識で始めると、気がつけば、他の作業にも手が伸びていることがあります。
(3)小さな変化を取り入れる
マンネリしている場合は、お気に入りのカフェで作業をしてみる、新しい文房具を使う、仕事場に観葉植物を置くなど、ちょっとした変化を取り入れることもおすすめです。視覚的な変化があることで、気分転換になります。
(4) 自分の幅を広げる
業務を一通り経験して新鮮さが失われているような場合は、今の自分の中には答えがない状態かもしれません。
何か新しいことにチャレンジしたり、交友関係を広げてみたりすることで、新しい視点が手に入ることもあります。例えば、セミナー登壇など、新しいチャレンジの機会があれば引き受けてみるのも一つの方法です。
(5)信頼できる人に相談する
悩みを抱え込まず、信頼できる人に相談することで、解決の糸口になることもあります。上司や同僚に現状を共有したり、友人や家族など職場外の人に話を聞いてもらうのも効果的です。
客観的な意見や新しい視点を得られることで、気持ちが軽くなることもあります。改善が難しいと感じる場合は、異動や転職を視野に入れてみるのも選択肢の一つです。
やる気が出ないときは、自分を見つめ直すチャンス
やる気が出ないときは、誰にでもあるものです。それは怠けではなく、心と体が休息を必要としているサインかもしれません。まずは自分を責めるのをやめて、「やらなきゃ」と追い詰めすぎないことが大切です。
一度立ち止まり、ゆっくり休息を取って、心と体を癒す時間を作りましょう。その時間を通じて、今の自分や仕事を見つめ直すきっかけにしてみてください。やる気が出ない原因を丁寧に見極め、一歩ずつ進んでいきましょう。
文/高見 綾
心理カウンセラー|“質上げ女子”のお悩み相談。カウンセラー養成コースで豊富な臨床経験を積み、心の世界で学んだことを現実に活かすアプローチに高い評価をいただく。相談数4千超。著書は『ゆずらない力』(すばる舎)。
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