広告ブロックが検出された!

このサイトは存続するために広告に依存しています。 私たちをサポートするために、ブラウザ内の広告ブロックを無効にすることを検討してください。 ありがとうございます!

説明できる?「SMS」と「MMS」の違いとそれぞれの特徴

アットダイム 3 日 前
Facebook Icon Twitter Icon

SMSとMMSは、iPhoneやAndroidなどのスマホで利用できるメッセージ機能だ。しかし、送信できる内容や文字数、宛先などが異なる。

この記事では、SMSとMMSの違いと特徴や、利用する際の注意点などを紹介する。送れる内容や料金形態を知りたい方や、これから利用を検討している方は参考にしてほしい。

SMSとMMSの違いと特徴

SMSとMMSでは、送信できる内容や文字数が異なる。ここでは、SMSとMMSの違いと特徴を紹介しよう。

■SMS|ショート・メッセージ・サービス

SMSとは「ショートメッセージサービス」の略称だ。携帯電話の回線を利用してテキストメッセージを送受信できる。

SMSには、次のような特徴がある。

  • スマートフォンやガラケーなど利用できる端末が多い
  • 相手のメールアドレスを知らなくても、電話番号を知っていれば利用できる
  • 電波があれば確実に届き、メッセージの到達率が高い
  • 宛先リストを設定すればメッセージの一斉送信が可能

スマートフォンやガラケーなどのさまざまな端末で利用でき、メッセージの到達率も高い。相手に確実にメッセージを送りたいときは、SMSの利用がおすすめだ。

■MMS|マルチメディア・メッセージング・サービス

MMSとは「マルチメディア・メッセージング・サービス」の略称で、キャリア携帯会社が独自で提供しているメッセージサービスだ。メッセージの宛先は、キャリアメールのメールアドレスを使用する。

MMSには、以下のような特徴がある。

  • 携帯のキャリアが同じ場合は電話番号で送信できる
  • 長文のテキストメッセージの送信が可能
  • テキスト以外にも、画像や動画、音声ファイルが送れる

キャリアメールのメールアドレスを利用し、テキストだけでなく動画や音声ファイルも送信可能だ。テキスト以外にもファイルを送る機会が多い方は、MMSを利用すると良いだろう。

ただし、MMSは利用できるキャリアが限られる。ソフトバンクやauはサービスが提供されているが、ドコモは非対応。格安SIMでは、ワイモバイルやUQモバイルなどの一部のキャリアのみ使用できる。

■SMSとMMSの違い

SMSとMMSはどちらもメッセージを送信するサービスだが、次のような違いがある。

項目 SMS MMS
宛先 電話番号

キャリアメールアドレス

※同じ携帯キャリアの場合は電話番号でも可能

送信できる内容 テキスト テキスト、画像、音声、動画
文字数制限 最大670文字 無制限に近い長文を送信できる
送信料金 文字数によって変動する

パケット通信量によって変動する

※パケット定額の適用内の場合は実質費用はかからない

受信料金 無料 送信料金と同じ

SMSは電話番号を利用してメッセージを送れるが、文字数制限がある。一方、MMSはキャリアメールアドレスを利用し、無制限に近い長文を送信できる。

機種別|MMSの設定方法

MMSの設定方法を紹介しよう。

■iPhoneの場合

iPhoneの場合、キャリアのメッセージアプリでMMSの利用が可能だ。利用するには、以下のような設定をする必要がある。

  1. 設定を開き、メッセージを選択する
  2. MMSメッセージをオンにする
  3. 「MMSメールアドレス」にキャリアメールのアドレスを入力する

MMSメッセージをオンにして、メールアドレスを入力すれば設定できる。

■Androidの場合

Androidの場合、公式アプリの「メッセージ」を標準利用する。設定方法は、次のとおりだ。

  1. 公式アプリの「メッセージ」でメールアドレスを設定
  2. 端末の設定の「無線とネットワーク」を開く
  3. 「標準のメッセージアプリ」の設定を変更

標準のメッセージアプリの設定を変更することで、サードパーティーアプリでもMMSが利用可能になる。

その他のメッセージ機能

SMSやMMS以外にも、メッセージ機能はないかと考えていないだろうか。ここでは、SMSとMMS以外のメッセージ機能を紹介しよう。

■iMessage

iMessage(アイメッセージ)とは、Appleの端末同士でメッセージの送受信が可能なiOS独自の機能のことだ。iPhoneやiPad、MacBookなどの端末で利用でき、以下のデータの送受信ができる。

  • テキスト
  • 写真
  • 動画
  • 音声
  • 絵文字
  • 手書き文字
  • Appleオリジナルステッカー

インターネット経由でメッセージの送受信をするため、追加料金は不要だ。

なお、Android端末にメッセージを送る場合は、自動的にSMSかMMSに切り替わる。iMessageはメッセージの吹き出しは青色になるが、SMSやMMSで送信されたメッセージは吹き出しが緑色になる。

■+メッセージ

+メッセージ(プラスメッセージ)とは、KDDI、NTTドコモ、ソフトバンクの3社が提供しているメッセージサービス機能のことだ。SMSと同様に、電話番号を利用してメッセージの送受信をする。

+メッセージには、次のような特徴がある。

  • 画像や動画、音声メッセージの送受信が可能
  • 最大2,730文字送信できる
  • 既読・未読機能が搭載
  • グループチャット機能あり
  • 料金はデータ通信料のみ

利用するにはアプリをダウンロードし、利用規約に同意する必要がある。

SMSとMMSを使う際の注意点

SMSとMMSを利用すると、意図せず料金がかかったり、詐欺にあったりする可能性がある。ここでは、SMSとMMSを利用する際の注意点を紹介する。

■SMSからMMSに自動で切り替わる場合がある

iPhoneでメッセージアプリを利用していると、SMSからMMSに自動で切り替わる場合がある。宛先の端末や送信内容、通信環境によって自動的に切り替わる仕組みになっているからだ。

Androidも契約している会社により、SMSからMMSに自動で切り替わる場合がある。例えば相手がiPhoneを使っている場合はiMessageまたはSMSで送信され、Androidの場合はSMSまたはMMSで送信される。

なお、iPhoneでSMSに切り替わらないようにする設定は以下のとおりだ。

  1. 「設定」の「メッセージ」を選択する
  2. 「SMSで送信」をオフにする

SMSは送信料金がかかるため、使いたくない場合は切り替わらないように設定できる。

■フィッシング詐欺に注意する

SMSではフィッシング詐欺が増えており、個人情報を盗まれる危険がある。

フィッシング詐欺とは、金融機関やサイトになりすましてURLを送信し、偽のサイトに誘導し個人情報を盗もうとするものだ。

引っかからないためには、次のようなことに注意する必要がある。

  • 怪しいメッセージを無視する
  • メッセージ内のURLをクリックしない

クレジットカードの情報を盗まれると、クレジットカードを不正利用される可能性があるため注意してほしい。

■SMSは送信者がわかりにくい可能性がある

SMSは宛先が電話番号のため、相手が電話帳に登録していないと送信者を把握しにくい。電話帳に相手の連絡先が登録されていれば名前が表示されるが、登録していない場合は電話番号のみ表示される。

送信者名を偽ったなりすましの詐欺メッセージや迷惑メッセージも増えているため、心当たりがない場合は、着信拒否設定にすると良いだろう。不審な電話番号にメッセージを返信したり、電話をかけたりするのは避けてほしい。

■SMSは1回の送信で3円かかる

SMSは電話回線を使うサービスのため、1回の送信で3円ほどかかってしまう。例えばソフトバンクの場合、以下のキャリアへの送信は無料だが、それ以外は70文字で3.3円かかる。

  • ソフトバンク
  • ワイモバイル
  • LINEMO

送信する文字数により異なるが、670文字送る場合は33円料金が発生する。

参照:ソフトバンク SMSのご利用料金

なお、国際SMSの場合は70文字で100円になっており、送信数が増えると料金が高額になる可能性があるため注意してほしい。

参照:ソフトバンク 国際メール 通信料

※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
 情報は記事作成時点のものです。各キャリアの最新の対応状況は公式サイトでご確認ください。

文/編集部

記事全体を読む