家具インテリア関連用品の企画・製造・販売を行なうアルフレックスジャパンは、2025コレクションとして、新作を含む計18製品を発表した。
新作アイテム10製品、バージョンアップアイテム5製品、インポートアイテム3製品を展開!
2025コレクションのテーマは「JOY in modern life.」。現代生活における自分らしさを主体的に選び、自らの感性で自由に組み合わせながら、インテリアをしなやかに楽しむ人たちへ届ける製品がズラリと揃う。また、同じ時代を生きていても人それぞれ異なる好みやテイストに応えるため、同じ家具でもスタイリングを変えることで多様なしつらえを叶える製品ラインナップを意識しており、張り地や仕上げを変えることで同一製品とは思えないほど多彩なテイストが楽しめるという。
なお、ラインアップは、新作アイテム10製品、バージョンアップアイテム5製品、インポートアイテム3製品の計18製品を用意。ソファの中材やテーブルにサステナブル素材を用いているのも注目ポイントで、同社では「創業以来変わらない“長く安心して使い続けられる家具づくり”の思想をベースに、高い機能性と快適性、サステナビリティを備えた2025コレクションとなりました」とアピールしている。
2025コレクションの新作(一部抜粋)
・JOY(ジョイ)
Design:LucidiPevere/ルチーディペーヴェレ
花が咲き誇るかのように、明るく、カラフルで、空間に彩りをもたらしてくれるチェア。花びらのような繊細な形が特徴で、そのしなやかな形状を実現するため、シートとシェル部分は超硬質モールドウレタンと軟質モールドウレタンを組み合わせて製作したという。
また、肘の高さや腰の当たりを綿密に検証し、心地よいストロークを感じる座り心地を実現。さらに、エッジに向かって薄く仕上げられた背は適度なしなりと柔軟性を持ちながら、十分な強度も備えた。このほか、脚部が回転式なのも特徴で、立ち座りがしやすい設計となっている。
・ACCA(アッカ)
Design:芦田 秀一/Hidekazu Ashida
円筒形を組み合わせた、H型のフレームが印象的なダイニングテーブル。イタリア語では“H”を「アッカ」と読むことから、そのフレーム形状が製品名の由来となっている。ACCAの天板は「集成材」と「FENIX」の2タイプ、脚部の仕上げはサンドアイボリー、サンドダークブラウン、サンドペールグリーンの3種類をラインナップ。選ぶ組み合わせによって、印象が大きく変わるため、さまざまなインテリアスタイルや用途にマッチする。
・KEYSTONE(キーストーン)
Design:北川大輔/Daisuke Kitagawa
彫刻作品のような幾何学形態で構成されたデザインが目を引くコーヒーテーブル。「KEYSTONE」は、「くさび石」や「欠かすことのできない重要な役割や物」という意味で、コンクリートの素材感を生かした唯一無二の佇まいが魅力だ。日々生まれてしまう建築用コンクリートの余剰材を使用したサステナブルな製品で、1点1点色合いや風合いが異なるのも特徴だ。
・VENDOME LOUNGE(ヴァンドームラウンジ)
Design:Patrick Norguet/パトリック・ノルゲ
高級ブティックに囲まれたパリのヴァンドーム広場の佇まいや雰囲気をデザインに込めたラウンジチェア。デザイナーのパトリック・ノルゲは、要素をそぎ落とし、正円の座面やその名の通り広場を囲むように配された筒形の背もたれ、垂直に組まれたチューブ状脚部などの単純形体の再構成に挑戦。その結果、潔く、力強いキャラクターやスタイルが生み出され、存在感のあるチェアに仕上がった。なお、ラウンジチェアのシートは厚みを持たせた7層のウレタン構成で、一部バイオマス原料を30%配合したウレタンを使用している。
関連情報
https://www.arflex.co.jp/2025collection
構成/立原尚子