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A4サイズの用紙は何cm?意外と知らない大きさと最適な用途

アットダイム 5 日 前
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書類、ノート、広告チラシなどの用紙サイズは、A4サイズが使われることが多い。

A4サイズは、他にもコピー用紙、企画書、報告書などでよく使われるサイズであり、私たちが使用する最も身近な用紙サイズの1つである。

本記事では、A4サイズの用紙の寸法(cm)や大きさ・厚みについて解説するとともに、A4サイズの用途と郵便封筒の規格についても解説していく。

A4サイズの寸法(cm)とは

A4サイズの大きさは、横210×縦297mmである。

A4サイズは、他の用紙サイズよりもより汎用性が高いため、ビジネス、学校生活、日常生活などあらゆるシーンで活用されているのが特徴だ。

ここでは、A4サイズの縦・横の寸法、A4の表記の意味、A4サイズのメリットについて解説していく。

■縦・横のA4サイズの寸法まとめ

A4サイズの寸法は以下の表記で表され、対角線の寸法は約363.7mm、面積は623.7平方センチメートルだ。

ミリ表記

縦297mm×横210mm

インチ表記

縦11.69inch×横8.27inch

センチメートル表記

縦29.7cm×横21cm

ピクセル表記

縦4093px×横2894px

イメージ図も確認してみよう。

■A4の表記の意味

A4サイズのAはA判のAであり、ドイツの物理学者オズワルド氏によって提案されたドイツ規格のサイズのことだ。

当初はドイツ規格であったが、現在では国際標準規格ISO、日本工業規格JISP0138にも採用されている。

A判には、A0サイズからA10サイズまでの11種類のサイズがあり、1番大きいサイズがA0サイズになる。また、A判の中で1番大きいサイズのA0サイズは、縦と横の比率が1:√2で面積が1平方メートルの長方形だ。A判の横と縦の比率はすべて1:√2になっており、この比率は「白銀比」と呼ばれる比率である。

白銀比は、何回分割しても綺麗な長方形になるのが特徴だ。

A0サイズを半分にしたサイズがA1サイズで、A1サイズをさらに半分にしたサイズがA2サイズだ。

A4サイズはA3サイズを半分にしたサイズであり、面積はA0サイズの16分の1になる。

すなわち、A判のサイズは、以下になる。

A0サイズ

縦841×横1189mm

A1サイズ

縦594×横841mm

A2サイズ

縦420×横594mm

A3サイズ

縦297×横420mm

A4サイズ

縦210×横297mm

A5サイズ

縦148×横210mm

A6サイズ

縦105×横148mm

A7サイズ

縦74×横105mm

A8サイズ

縦52×横74mm

A9サイズ

縦37×横52mm

A10サイズ

縦26×横37mm

ただ、一般的なビジネスシーンでA10やA9サイズを目にする機会は多くはない。そこでA0~A7サイズの大きさのイメージを作成したので確認してほしい。

■A4サイズのメリット

A4サイズは汎用性が高いサイズのため、以下のような様々なメリットがある。

  • カバンなどA4サイズに合わせて作られたものが多いため、持ち運びや保管がしやすい
  • 大きさがほどよいサイズのため、記載されている情報が見やすく、ほどよい程度の内容を記載することができる
  • ビジネス文書、印刷物、ノートなどによく使われるサイズのため、汎用性が高い

A4・B5サイズとの違い

A判は日本でよく使われるサイズだが、他の日本でよく使われるサイズとしてB判がある。

ここでは、A判とB判の意味の違いや、A判とB判の種類、A判のA4サイズとB判のB5サイズとの違いについて解説していく。

■A判とB判の意味と違い

A判は、もともとドイツで定められた規格であり、現在は国際規格となって数多くの国で使用されているサイズだ。面積約1㎡の1:√2の白銀比の長方形をA0サイズとして、A0サイズからA10サイズまでの11種類のサイズがある。

一方、B判は、もともと日本独自に定められた規格であり、日本で江戸時代の御用紙であった美濃和紙が基となっている。

B判もA判と同様にB0サイズからB10サイズまでの11種類のサイズがあり、面積約1.5㎡の1:√2の白銀比の長方形かB0サイズだ。

もともとB判が作られたのは、紙や本などで使用されていた四六判に国際的によく使用されるA判だけでは対応できなかったのが原因である。そのため、日本では障子紙や畳の大きさに近くサイズ感に馴染みがあったB判が作られ、多く使われてきた。B判は、1980年代までは国の文書の約9割を占めていたほどである。

しかし、1993年に「行政文書の用紙規格のA判化に係る実施方針について」により、行政文書の規格をA4とする指針が出された。

これにより、国際規格への転換と統一が進み、行政文書の規格の100%が1997年にはA判のサイズになったといわれている。

■A版の種類とB版の種類

B判はB0サイズからB10サイズまでの11種類あり、サイズは以下になる。

B0サイズ

縦1030×横1456mm

B1サイズ

縦728×横1030mm

B2サイズ

縦515×横728mm

B3サイズ

縦364×横515mm

B4サイズ

縦257×横364mm

B5サイズ

縦182×横257mm

B6サイズ

縦128×横182mm

B7サイズ

縦91×横128mm

B8サイズ

縦64×横91mm

B9サイズ

縦45×横64mm

B10サイズ

縦32×横45mm

これにより、A4サイズ(縦210×横297mm)は、B4サイズ(縦257×横364mm)よりも小さく、B5サイズ(縦182×横257mm)よりも大きいことがわかる。ただし、このB判のサイズは、日本工業規格JISPに基づく日本独自のサイズである。

国際基準規格ISOに基づくB判は、日本工業規格JISPとはサイズが異なるので注意が必要だ。国際基準規格ISOのB0サイズは縦1000×横1414mmで、日本工業規格JISPのサイズよりも少し小さいのが特徴である。

B判は、B0サイズを半分にしたサイズがB1サイズで、B1サイズをさらに半分にしたサイズがB2サイズである。B判の中でよく使用されるB5サイズはB4サイズを半分にしたサイズであり、面積はB0サイズの32分の1だ。

最後にB0~B7サイズのイメージ図を確認してみよう。

A4サイズの用紙を適した封筒のサイズと用途

A4サイズの用紙を封筒に入れて郵送する場合、サイズに合った封筒を選ぶことが大切だ。

ここでは、A4サイズの用紙に適した封筒のサイズと、A4サイズの用紙を使用するのに適した用途について解説していく。

■A4サイズに最適な郵便封筒の規格

A4サイズの用紙を折らないように郵送したい場合、角形2号 (角2) 封筒が適切である。

角2封筒のサイズは縦240mm×横332mmであるため、縦210×横297mmのA4サイズの用紙は折らずに入れることができる。

ただし、定形外郵便物扱いになるため、注意が必要だ。

また、A4サイズの用紙を折りたたんで郵送する場合は、長形3号 (長3) 封筒が最適である。

長3封筒のサイズは縦120mm×横235mmであるため、縦210×横297mmのA4サイズの用紙を三つ折りにすればうまく収めることができる。

A4サイズの用紙を折っても問題なければ、長形3号 (長3) 封筒がよいだろう。

■A4サイズに適した用途

A4サイズは、そのサイズが本や書類などの作成に適している。

例えば、書籍や雑誌、教科書、セミナー資料、マニュアルなどにA4サイズの大きさがよく使われる。

他にも、会社案内、パンフレット、カタログなどにも、A4サイズが使われることが多い。

日常でもコピー用紙、クリアファイル、ルーズリーフにも、A4サイズが利用されている。

まとめ

A4サイズはB4サイズほど大きくなく、B5サイズほど小さくないため、使い勝手のよいサイズとして様々なものに使われている。

また、A4サイズは、国際的にも多くの印刷物や書類に使われている用紙サイズだ。

A4サイズは生活する上で身近な用紙であり、持ち運びや保管にも便利なサイズのため、最も汎用性が高い用紙サイズとして認識されている。

文/編集部

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