用紙サイズの一つに「B6サイズ」がある。書籍や手帳などに利用されることが多い。しかし、B6サイズが具体的にどのくらいの寸法や大きさなのかや、その厚みによる用途の違いを理解している人は少ないかもしれない。
そこで本記事では、B6サイズの寸法や特徴、適した封筒サイズや活用用途について紹介する。
B6サイズの寸法(cm)とは
まずは、B6サイズの寸法やB6サイズの意味、B6サイズを利用するメリットについて紹介する。
■縦・横のB6サイズの寸法まとめ
B6サイズの寸法は以下のとおりである。
・センチメートル表記:18.2 cm × 12.8 cm
・ミリ表記:182mm × 128mm
・インチ表記:7.17 inch × 5.04 inch
・ピクセル表記:2508 px × 1764 px(解像度350dpi、塗り足しなしの場合)
B6サイズに近いサイズとしては、一回り小さいA6サイズ(14.8 cm × 10.5 cm)、一回り大きいA5サイズ(21.0 cm × 14.8 cm)が挙げられる。
■B6の表記の意味
「B6」は日本工業規格(JIS)で定められた「B0」を6回半分に折り畳んだサイズである。
B判の規格サイズは日本独自のサイズで、江戸時代から公用紙として使用されていた美濃紙が由来といわれている。
B判は、面積が1.5平方メートルの長方形をB0とし、数字部分はB0サイズ(103.0 cm × 145.6 cm)を基準に用紙を二つ折りする回数である。回数が増えるほど用紙サイズは小さくなり、B5サイズの半分がB6サイズになる。
■B6サイズのメリット
B6サイズは、ハンディサイズで小さすぎず大きすぎないサイズ感が特徴といえる。そのうえ、手元で書き込みもしやすい点がメリットとして挙げられる。
文字も視認しやすいため単行本のサイズとしても採用されることが多く、バランスがとれたサイズとして人気が高い。
B6サイズの用紙に適した封筒のサイズと用途
ここでは、B6サイズの用紙に適した郵便封筒の規格とB6サイズに適した用途を紹介する。
■B6サイズに最適な郵便封筒の規格
B6サイズに最適な郵便封筒の規格は、折らずにそのまま入れる場合は角7封筒(14.2 cm × 20.5 cm)、2つ折りにして入れる場合は長3封筒(12.0 cm × 23.5 cm)が適している。そのため、2つ折りでの郵送は定型郵便を利用することができ、50g以内であれば郵送料金は110円となる。折らずに郵送する場合は定形外郵便となるため、50g以内であれば郵送料金は140円(規格内料金)となる。
※規格内は、長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内
■B6サイズに適した用途
B6サイズは片手で持ちやすく、長時間の読書でも疲れにくいことやバッグに入れても邪魔にならないサイズ感であることが特徴である。そのため、漫画やパンフレット、単行本に適しているほか、卓上カレンダーとしても採用されている。
そのほかにも、手帳や日記、レシピ本など、個人で楽しむためのアイテムにも人気のサイズであり、採用されることが多い。
まとめ
B6サイズの寸法は18.2 cm × 12.8 cmで、A4サイズの8分の3の面積である。B6サイズは、漫画やパンフレット、単行本のほかに、手帳といったものに人気がある。片手で持ちやすく、持ち運びにも邪魔にならないため重宝されている。
B6サイズに近いサイズとしては、一回り小さいA6サイズ(14.8 cm × 10.5 cm)、一回り大きいA5サイズ(21.0 cm × 14.8 cm)がある。
郵送する際は、2つ折りで長3封筒に入れられるため、定型郵便を利用できる。折らずに郵送する場合は角7封筒になり定形外郵便となる。
文/小杉 啓太(こすぎ けいた)
慶應義塾大学理工学部卒業後、コンテンツマーケティング・SEOディレクターなどを経て、株式会社みずかげ製作を創業。現在はWebシステムの開発業務を行いつつ、ライターやコンテンツSEOの運用支援も幅広く手掛けている。