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プロ仕様の描写力をコンパクトに凝縮したキヤノンの超広角ズームレンズ「RF16-28mm F2.8 IS STM」の実力

アットダイム 6 日 前
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銀塩カメラ時代の標準ズームと言えば、35-70mmか、進化型の28-70mmが定番だった。令和のスマホは28mmが標準なので、望遠端が28mmに近い広角系ズームが欲しくなる。キヤノンRFシリーズで言えば「RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM」か「RF15-35mm F2.8 L IS USM」である。赤線入りのF2.8通しのLレンズは高性能でカッコイイが重さ840g、オンラインショップ価格は34万6500円と財布にも優しくない。15-30mmは390gと軽く、8万5800円とハイコスパ。惜しいのは開放絞り値が一定ではなくF6.3まで暗くなることだ。

そこで今回、登場したのがズーム全域で開放絞り値F2.8、Lレンズに迫る高画質で、445gの小型軽量を実現。予約価格は18万8100円と両者のいいとこ取りの超広角ズーム「RF16-28mm F2.8 IS STM」なのだ。予約開始は1月28日10時、発売は2月下旬を予定。

Canon「RF16-28mm F2.8 IS STM」

標準ズームのキットレンズを持っているユーザーがターゲットとして挙げられていたが、私は最初のレンズが16-28mmでもいいと思う。フルサイズミラーレスボディ+16‐28mm。都会でも旅行でも望遠系より広角系の方が使う機会が多いので、まずこの1本から始めるのもアリだ。

左が新製品の16-28mm、中央が15-30mmで、右がLレンズの14-35mm。開放絞り値F2.8通しをRFレンズサイズで実現したことが分かる。16-28mmはレンズ前面にレプリカ非球面レンズを採用、UDレンズと合わせて歪みと色収差を抑える設計。AFはリードスクリュータイプSTMを使い高速、高精度を実現。カメラ側と協調制御に対応した手ぶれ補正機能も内蔵する

右のLレンズの840gに対して左の16-28mmは445gと軽くコンパクト。色収差と歪曲収差はLレンズの方が優れているが、16-28mmはボディ側の電子補正を利用してレンズ小型化と高性能化を追求。手ぶれ補正は中央5.5段、ボディ側との協調制御で中央8段、周辺7.5段まで補正効果が得られる。

レンズのデザインは「RF28-70mm F2.8 IS STM」と双子と思えるほど似ている。2本揃えれば16mmから70mmの範囲をカバーできる

全長を短くするためレンズ収納機構を採用。ズームリングをこの位置にすると全長が最も短くなる。ロック機能がないので撮影中にズーミングすると、ここまで回ってしまうという弱点がある

最も全長が長くなるのが広角端の16mm側だが、28-70mmに比較すれば、長くなる部分は少ない

望遠端の28mmにするとレンズの繰り出しはわずかになる。これならあまり気にならない

フィルター径は67mmで28-70mmと共有できる

別売で専用フード「EW-73E」オンラインショップ価格4180円があるのでレンズ購入時に忘れず入手しよう

作例写真では絞り開放でキレイな前ボケが得られている。超広角16mmでもここまでボケるのはF2.8の恩恵といえる
Canon EOS R8 RF16-28mm F2.8 IS STIM ISO800 1/160 F2.8

写真・文/ゴン川野

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