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ADHDの子の保護者向けトレーニング 沖縄科技大が開発

Science Portal 1 週 前
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 注意欠陥多動性障害(ADHD)は、周囲との発育の差に保護者が違和感を持つことによって診断に結び付く、発達障害の一種だ。ADHDの子育てが難しく不安を感じている保護者に対処し、子どもの行動への理解を深めて心理的負担を減らし、新たな子育てスキルを修得してもらうことに、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究グループが取り組んでいる。広く普及すればADHDの子を抱える保護者にとって希望となるかもしれない。

小中学生の約5%、公立高校生の約1%がADHD

 ADHDは文部科学省の定義で「年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすもの」とされる。例えば車を降りる際に周囲の安全を確認せずにドアを開けた瞬間に飛び出したり、手順に従った行動ができなかったり、列に割り込んでしまったりと、生活の様々な場面でトラブルを起こしやすい。