今、お使いのスマホが壊れた場合、冷静に対処できますか?
スマホは便利ですが精密機械ですので、高所から落としたり水没させると壊れてしまうことがあります。
そこで今回はスマホの修理方法や処分方法を紹介します。
スマホが壊れたらどうする!?故障の症状と簡単な対処法
では、スマホが壊れた時の対処法について、症状別にチェックしていきましょう。
■症状1:電源が入らない、再起動もできない
スマホの電源が入らず、再起動もできない場合は、故障している可能性が高いです。
スマホが完全に放電し、バッテリーが残っていない可能性もあるため、本体を充電してから、再度電源ボタンを長押しして、再起動を試みてください。
■症状2:SIMカードを挿していてもネットワークにつながらない
SIMカードを挿入してもネットワークに接続できない場合も、スマホ本体、もしくはSIMカードが故障している可能性があります。
まず、SIMカードを挿入した状態で、スマホ本体を再起動してみましょう。依然としてネットワークに接続できない場合は、契約回線が使用するスマホの動作確認をしているか、回線の切り替え契約が完了しているかを確認します。
また、一部の端末や回線では、SIMのAPN設定が必要になるので、契約キャリアのHPを確認しましょう。
【参照】LINEMO SIMカードが認識しない原因は? 7つの対処法を紹介
■症状3:ボタンを操作しても反応しない
電源ボタンや音量調節ボタンといった物理ボタンが反応しない場合は、キャッシュをクリアしたり、アプリを強制的に終了させることで、状況が改善する場合があります。
また、ソフトウエアアップデートが配信されている場合は、アップデート後に、再度試してみましょう。
スマホ本体にケースを着けている場合、うまくボタンが押せていない可能性があります。ケースを外してから、再度ボタンを押して確認してください。
■症状4:画面をタッチしても反応しない
スマホの画面をタッチしても反応しない場合は、故障のほか、ディスプレイや指に汚れや水分が付着していて、正常に反応していない可能性があります。手とディスプレイをきれいにしてから、再度タッチしてみましょう。
それでも状況が改善しない場合は、電源ボタンの長押しなどで、スマホ本体を再起動しましょう。
■症状5:カメラアプリが起動できない
カメラアプリのみが起動しない場合は、Wi-Fiが不安定、バッテリーが不足している、ストレージ容量が不足しているといった原因が考えられます。また、本体が発熱している場合は、熱暴走を抑えるため、カメラアプリが終了する場合もあります。
端末を再起動したり、OSやカメラアプリのアップデート、キャッシュのクリアをすることで、状況が改善することも。SDカードを挿入している場合は、SDカードを一度抜き、再度挿してから試してみましょう。
■症状6:指紋認証、顔認証で確認できない
指紋認証、顔認証が出来ない場合は、指紋認証センサーや、顔を読み取るセンサー、カメラが汚れている可能性があります。まずは汚れを拭き取ってから、生体認証を再度試してみましょう。
また、ディスプレイに分厚いフィルムを張り付けている場合、指紋認証が反応しないこともあります。修理に出す前に、フィルムを貼り変えて、指紋認証が反応するかを試してみましょう。
■症状7:バッテリーがすぐ減る
スマホのバッテリーがすぐに減る場合は、バッテリーが経年劣化し、フル充電の容量が低下している可能性があります。この場合は、バッテリーを交換したり、機種変更をするのがおすすめです。
突然バッテリーの減りが早くなったら、 バックグラウンドで常時起動しているアプリがないかなども確認しておきましょう。
■症状8:音が鳴らない
スマホ本体から音が鳴らなくなってしまった場合は、スピーカー部分の故障が考えられますが、改めてマナーモードになっていないか、別のBluetooth機器と接続されていないかなどを確認しましょう。ソフトウエアの不具合の場合は、アップデートによって改善される可能性もあります。
キャリア別の修理方法と費用の目安は?スマホの交換はできる?
スマホが壊れた時の対処法はキャリアによって若干異なります。そこでこの項目では、キャリア別の修理方法や費用を紹介していきます。
■ドコモ編
ドコモのスマホが壊れた場合、ドコモショップに持ち込むかオンライン修理受付サービスに申し込む必要があります。ここではドコモショップに持ち込んだ場合の修理方法を紹介します。なお、店舗に行く前に、端末や商品購入時の領収書(持っている場合)、本人確認書類を準備しておきましょう。
1.故障機が修理可能な機種かどうか、また必要なものを事前に調べます。
※下記「ドコモショップでの故障・修理受付」から調べられます。
2.ドコモショップに故障機を持ち込みます。損傷が軽い場合は、その場で直してもらえることがありますが、損傷が激しい場合は預かり修理となります。
3.修理が完了したら受け取ります。
【参照】ドコモショップでの修理受付
「smartあんしん補償」または「ケータイ補償サービス」に加入していれば、修理代金の上限が3300円、機種交換は1万2100円程度まで抑えられます。
料金のシミュレーションは以下で行えます。
【参照】ドコモ 故障したときのご提案プラン
■au編
auスマホが壊れた場合、まずは以下のサイトからトラブル診断を行いましょう。auショップに持ち込まなくても、自分で解決できる可能性があります。
【参照】au トラブル診断
修理が必要な場合はauショップに行く前に、Webサイトから故障機が修理可能な機種かどうか確認しましょう。
修理可能な機種の場合は、auショップに持ち込みます。軽い故障ならその場で復旧させてもらえますが、損傷が激しい場合は、預かり修理または機種変更となります。預かり修理の場合はだいたい10日ほどかかります。修理代金は、故障内容や機種によってさまざまです。
【参照】auサポートページ
2022年5月17日以降に発売された端末は「故障紛失サポート with Cloud」、2024年2月27日以降に発売された端末は「故障紛失サポート ワイド with Cloud」に加入できます。加入している場合は、端末の故障、紛失時に、3300円で同一機種、同一色のリフレッシュ品へと、最短当日の交換ができます。
■ソフトバンク編
ソフトバンクのスマホが故障・不具合が起きた場合、まずは以下のページから、自分で改善できないかどうか調べてみましょう。
【参照】ソフトバンクサポート 故障・修理
それでも故障・不具合が解消されない場合は、ソフトバンクショップで修理または機種交換を申し込みましょう。「あんしん保証パック with AppleCare Services」や「あんしん保証パック(i)プラス」などに加入していると、修理費などが安くなるケースがあります。また、購入から1年以内の故障の場合は、標準保証の対象になります。
料金のシミュレーションは以下のページから行えます。
■楽天モバイル編
楽天モバイルの場合は、製品の購入場所や時期、物理的なダメージの有無、保証オプションへの加入状況などによって、問い合わせ先が異なります。下記サイトより、当てはまる項目を選択して、問い合わせ先を確認しましょう。
【参照】楽天モバイル 故障修理・交換を申し込みたい場合はどうすればよいですか?
■MVNO編
MVNOの場合、事業者によっては端末補償のオプションを提供していることがあります。
IIJ mioの場合は、月額費用が418円~550円で、サービス利用時の交換代金が5500円(1回目)となっています。
mineoの端末安心保証は、月額605円で、故障時の交換が5500円(1回目)です。
【参照】mineo端末安心保証
このように、MVNOでも、端末の購入時に加入できる保証オプションを提供している場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
スマホが故障する原因とは?
ここからは、スマホが故障してしまう主な原因についてチェックしていきます。
■スマホを落として壊れるのは画面だけじゃない?
スマホの故障原因として最もポピュラーといえるのが、本体を落下させてしまい、画面が割れてしまうというものです。
一見、ディスプレイが割れている〝だけ〟のように見えるかもしれませんが、落としどころが悪いと、内部のパーツが壊れている可能性もあるので、早めに修理対応をするのがおすすめです。
■防水対応でも〝水没〟ってするの?
近年は、「防水防塵性能」を持つスマホが多くなっていますが、防水性能を持っているスマホであっても、水没をするリスクはあります。長時間水につけるといった使用方法は避けましょう。
防水防塵性能は、「IP+数字+数字」 の書式で表されます。1つ目の数字が防塵性能、2つ目の数字が防水性能のレベルを表しており、防塵性能は0~6の7段階、防水性能は0~8の9段階に分かれます。数字が大きいほど保護性能が高くなると覚えておきましょう。