ほどよく都会で物価が安く、自然豊かで食べ物は美味しい…そんな理由から近年、移住先としても人気を集める福岡県。同県において、居住者から最も「住み続けたい」と思われている街はいったいどこだろうか?
リクルートはこのほど、福岡県に居住している人を対象に実施したWEBアンケート形式による「SUUMO住み続けたい街ランキング2024福岡県版」を集計し、概要を発表した。
住み続けたい街(駅)ランキング<TOP20>
福岡県の住み続けたい駅ランキングで、1位は前回調査に続き、「薬院大通」駅となった。3位の「薬院」駅周辺がビジネス的要素を強めるなか、その周辺のオシャレな商業地および住宅地といったイメージを高めている。メディアで頻繁にピックアップされるカフェやレストランも多い。
2位の「祇園」駅は前回の調査から4ランクアップ。もともと便利な場所であるが、近隣に七隈線の新駅「櫛田神社前」駅が2023年に開業したことにより、さらに利便性が増した。また外国人観光客の増加により、周辺の博多部(博多旧市街)がよりにぎわいのある雰囲気となっている。
トップ20のなかで、福岡市の駅が18駅を占めている。そのうち福岡市中央区の駅は8駅にのぼる。ほかには博多区、早良区、東区、西区、城南区の駅がランクインした。北九州市からは20位の「企救丘」駅、久留米市からは10位の「櫛原」駅と、それぞれ1駅ずつがトップ20入りした。
住み続けたい街(自治体)ランキング<総合TOP20>
前回の調査に引き続き「福岡市中央区」が1位を獲得した。そして上位6位までの中で、唯一、福岡市以外でランクインしたのが2位の「糟屋郡新宮町」だ。町内のJR「新宮中央」駅から「博多」駅までJRで20分程度、IKEAやカインズの大型店舗と共にマンションが立ちならぶ風景はすっかり定着した。
昨年のランキングから大きく順位を伸ばしたのが9位の「北九州市小倉北区」。北九州市の中心都市で「小倉」駅、魚町銀天街、小倉城、リバーウォーク北九州など主要スポットが集結している。また近年、北九州市は行政をあげて「子育てしやすい街」「シニアが過ごしやすい街」を目指している。
10位の「筑紫野市」も昨年より6ランクアップ。ゆめタウン筑紫野、イオンモール筑紫野などの大型ショッピングセンターなど、ファミリー層の買い物スポットが充実している。
11位の「福岡市東区」は福岡市7区の中で、前回より最も順位を上げた。「香椎」駅周辺の再開発も完了し、開発ラッシュだった「千早」駅周辺や福岡アイランドシティも少しずつ街が成熟している。
15位の「糟屋郡志免町」、17位の「糟屋郡粕屋町」もそれぞれ順位を上げた。福岡空港や東平尾公園、福岡インターに近い住宅地として発展を続けている。
出典元:リクルートグループ
構成/こじへい