緑内障は、眼圧の上昇により視神経に障害が起き、視野異常を引き起こす疾患です。
ただし、正常眼圧緑内障と呼ばれる、眼圧が正常範囲内(10〜20mmHg)にもかかわらず発症する緑内障もあります。この種類の緑内障は、視神経の脆弱性や血流の問題が関係していると考えられています。日本の疫学調査によると、40歳以上の人口において、正常眼圧緑内障の頻度は2.04%で、眼圧が高い緑内障(0.58%)の約3.5倍であることが分かっています。
いずれのタイプの緑内障の治療でも、眼圧の管理がとても大切です。眼圧を上昇させる行動や薬剤の使用を避ける必要があります。
症状を悪化させないためには、緑内障の正しい知識と注意点をしっかり理解することが大切です。
この記事では、緑内障を抱える方が知っておくべき禁忌薬剤や日常生活での注意点を解説します。