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反復着床不全で子宮内膜症の患者、歯周病菌を子宮内から高頻度に検出 山梨大など

Science Portal 4 月 前
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 難治性不妊症の反復着床不全で子宮内膜症を合併している患者は、子宮内膜症がない患者に比べ、子宮内に歯周病菌が増殖していることが山梨大学と手稲渓仁会病院(札幌市)の研究で分かった。反復着床不全は原因が明らかになるケースが珍しく、今回の研究で歯周病と不妊の関連性が示唆できるとしている。今後、歯周病の治療や予防が着床率の向上に効果があるかどうか、調べるという。

 不妊症は妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性生活を送っているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいう。近年は人工授精や体外受精といった数種類の不妊治療が保険診療で受けられる。ただ、体外受精の場合は年齢ごとに、保険診療で胚移植が行える回数に制限が設けられている。胚移植を何度行っても着床しない反復着床不全は医師と患者双方にとっても悩ましい問題となるが、原因が突き止められることはまれだ。

 今回、山梨大学大学院総合研究部医学域の小野洋輔臨床助教(生殖・周産期医学)、吉野修教授(生殖免疫学)、手稲渓仁会病院不育症センターの山田秀人センター長(周産期医学)らの研究グループは、同大附属病院と手...

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