汗疹の概要
汗疹(あせも)とは、汗が正常に排出できずに汗管(汗を排出するための管)で詰まってしまい、皮膚内部で汗が漏れ出すことで発症する病気です。特に多量の汗をかく夏に多く発症し、屋外・屋内問わずに発症する可能性があります。
汗疹が現れやすい部位は、首・肘や膝の内側・脇・お尻など汗が溜まりやすく蒸れやすい部位です。また、着用している衣服が汗を吸収しにくい素材である場合や、長時間肌に触れている場合にも発症しやすくなります。
汗疹は性別や年齢にも関係なく見られますが、子どもの方が発症リスクは高い傾向にあります。これは汗を作る汗腺の数が子どもと大人でほとんど変わらないので、体の小さい子どもの方が面積あたりの汗の量が多いことが原因です。また、汗疹は症状によって次の3種類に分けられます。
水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)
水晶様汗疹は、皮膚の表面に近い角質で汗が詰まることで起こる汗疹です。発症すると、白や透明の1〜2ミリ...