顎変形症の概要
顎変形症(がくへんけいしょう)とは、上顎(上顎骨)と下顎(下顎骨)のバランス不良により噛み合わせが悪くなったり、顔面が左右非対称になったりなどを示す状態の総称です。
何らかの原因で顎の骨の発育不全や上下・左右・前後のズレなどが生じることで、以下のような症状があらわれます。
- 顎の骨がズレたり変形することで上手に噛めず口から食べ物がこぼれる
- 口の中の変形によって発音が難しくなる
- 気道が狭くなることによって睡眠時無呼吸症候群になる
また、見た目にも左右非対称などの変化が出てきて、精神的なストレスを感じやすくなります。
一般的に幼児期には症状に気づかずに、思春期になって顎の成長と共に気づくことが多いです。
小児であれば矯正治療によって効果が期待できますが、成人して...