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復活のカギは脱給油?生き残りを賭けたガソリンスタンドの新戦略

アットダイム 5 月 前
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 街のガソリンスタンド(=サービスステーション、以下SS)が、給油スポットから様変わりしつつある。背景にあるのはSSの全国的な減少だ。設置から40年で地下タンクの改修が義務化されていることや、クルマの燃費改善、各種電気自動車(EV)の普及によるガソリン需要の低下もあり、ピークの1994年に6万421店あったSSは、2022年度末には2万7963店と、約30年で5割以上が消えていった(※)。

「中長期的展望では、石油元売り各社やSS運営会社にも危機感があり、給油だけに頼らない、個性的なサービスや、取り組みにチャレンジする動きが目立ってきました」とは、ガソリンスタンド専門サイト「gogo.gs」などを運営するゴーゴーラボ代表の宗像祐典さん。

 ユニークな試みでは移動式サウナカーのレンタルやご当地グルメ自動販売機の導入。新潮流としてドライブスルー式洗車機の設置、ネットで安く購入したタイヤの交換サービスを行なうSSも増えているそう。タイプ別では、カフェやコインランドリーなどの〝ついで給油〟も可能な複合型、洗車や車販売などに注力する脱・給油型。SSを周辺のハブに活用する地域共生型に大きく分けられる。

「地域共生型は、キッチンカーの誘致や地元発のカフェ設置など、人と人とのつながり強化やファンづくりと共に、新たな収益確保にも貢献。今後は全国的な広がりにも期待したいですね」(宗像さん)

 ドライバー以外でも立ち寄れ、地域の賑わいに一役買うアイデアがSS復活のカギとなりそうだ。

ENEOSプラットフォーム

ENEOSプラットフォーム【複合施設化】ニーズに合わせた店舗がSSに集結

次世代SS実証第1号店としてオープンした「ENEOSプラットフォームひたち野うしくサービスステーション」。複数の業態・サービス店舗を1つにして地域インフラへと進化させた。

ENEOSプラットフォームコンビニジムやマッサージ店など、利用需要の高い店舗を複合。SSをモビリティサービスに限定しない地域の生活拠点として発展させるべく、複数展開を目指す。

出光興産apolloONE

【給油しないSS】専門性に特化!クルマ販売・買い取りも

給油「以外」の新たな価値を〝よろず〟に提供するモビリティサービス専門店。洗車、カーコーティング、カーシェア、レンタカー、車検、板金、整備、クルマ販売・買い取りなどに対応。

出光興産apolloONE

東京都江東区の東陽にある洗車とカーコーティングの専門ショップ。

出光興産apolloONE札幌では初の車両販売に特化した店舗をオープンさせた。

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