旧ビッグモーターの存続会社で主に不正請求問題の補償業務などを引き継いだBALM(バーム)は22日、保険金の水増し請求に関する全件調査を打ち切ると発表した。6万件以上とされる不正請求事案について、バームと損害保険会社の間で不正請求の精算が完了したのは、わずか約1700件で、全体の2.6%にとどまっている(22日付「朝日新聞」記事より)。精算がほぼ手つかずの状態でバームが調査を打ち切ることで、損保会社が契約者の正確な被害金額を把握できずに返金すべき金額を確定させることは難しくなるため、バームの決断に批判が広まっている。
旧ビッグモーターの中古車買取・販売などの主要事業...