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新たな一手となるか?老舗ホテルが次々と外販事業に挑む理由

アットダイム 7 月 前
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コロナ禍での外出規制、インバウンドの消失など、厳しい時期を経て、活況を迎えているホテル業界。大都市圏では外資系ホテルの進出ラッシュも再開するなか、ホテルの新たな一手が始まっている。

注目したいのが、老舗ホテルが手掛ける外販事業だ。

この4月には東京・丸の内のパレスホテル東京を運営するパレスホテル、神奈川・横浜のホテルニューグランドがホテルの外に新たなブランドの店舗を出店した。期せずしてそれぞれの街を代表する歴史あるホテル会社が同時期に外販事業に挑んだ意図とは?

全く新しいブランドを立ち上げたホテルニューグランド

ホテルニューグランド裏手の新築マンションの1階に出店した「S.Weil by HOTEL NEW GRAND」

1927年に横浜の山下公園沿いにオープンしたホテルニューグランドは、1945年8月に進駐軍として来日したマッカーサーも宿泊したクラシックホテル。

ホテル裏手に新たなマンションが建設され、その1階に2024年4月29日、「S.Weil by HOTEL NEW GRAND」を出店した。ここでは、クラシカルな洋食を自宅でたのしめる冷凍食品やレトルト商品、パンや焼き菓子などが展開されている。

同ホテル 広報担当の横山ひとみ氏によると、コロナ禍に発売したホテルメニューの冷凍食品などホテルニューグランドブランドの商品が増えたこと、またホテルの既存の敷地内には商品を展開できるスペースが確保できないことから外部への出店となったという。

看板商品であるモカルーロの仕上げを行なう様子

新たに立ち上げた「S.Weil 」というブランド名は、初代総料理長のサリー・ワイル氏に由来する。その横顔をロゴにも使い、新たな横浜土産となることを目指して「モカルーロ」という横浜から日本国内に広がったコーヒーを使ったロールケーキも販売。店舗はホテルニューグランドとリンクしたクラシカルなデザインにしながらも、路面店になったことでより気軽に立ち寄りやすくなった。

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