口の中にできる口腔がんは、肺や胃など臓器にできるがんと比べて知名度が高くありません。初期の間は痛みがないことも多いので、がんが大きくなってから発見されることも多いようです。
口腔がんは初期に治療すれば5年生存率が90%以上と、予後が良好ながんです。しかし進行すると生存率が下がるうえに、手術で舌や顎などの大部分を取り除く場合があります。
失った部分は体のほかの部分を移植して再建しますが、顔の見た目が変わる・ものを飲み込みづらい・話しづらいなどの後遺症を避けることは難しいでしょう。ほかのがんと同じように、口腔がんも早期発見・早期治療が重要です。
この記事では口腔がんの検査方法・診断・口腔がん検診について解説します。早期発見に役立てていただければ幸いです。