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物件価格の上昇で「中古一戸建て」「リフォーム」の検討割合が2019年以降最高値に

アットダイム 8 月 前
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低金利で住宅ローンが組みやすかった時代が終わりあ、各地でマンション価格を中心に物件価格が上昇してきている。では、住宅の購入を検討している人たちには、どのような意識の変化があったのだろうか。

リクルートの住まい領域の調査研究機関である「SUUMOリサーチセンター」では、このたび、「『住宅購入・建築検討者』調査」を行ったので、調査結果の一部を抜粋してお伝えしよう。

「一度買った家に住み続ける」から「都度最適な家に住み替える」への変化の兆し

まず住宅の取得経験について質問をしたところ、今回の購入が「買い替え」に当たる層が29%で、2019年以降で最も高い結果に。

続いて検討住宅種別について尋ねたところ、「中古一戸建て」「リフォーム」の検討率が2019年以降で最も高くなっていた。

一戸建てと集合住宅、新築と中古という二つの条件を提示してどちらを希望するか尋ねたところ、「どちらでもよい」という回答が前回(2022年)よりいずれも5ポイント増加していた。

■SUUMO編集長 兼 SUUMOリサーチセンター長池本 洋一氏の解説

住宅の買い替え層が徐々に動き始めているようです。買い替え検討層は多くの地域において前年対比で増加しており、特に首都圏、関西で他エリアより高くなっています。

これらの地域はマンションを中心に物件価格の上昇が続いており、現在居住している物件が高く売れることが見込まれるため、それを売り、今の居住人数に合わせた物件に都度住み替えようと考える方が動きやすいマーケット構造になっていると想定されます。

ただし、次に買う物件の価格も上がっているため、一戸建てか集合住宅か、新築か中古かなど、最初から希望条件を絞り込み過ぎずに、幅広く住まい選びをしている様子も見られます。

買い替える=自宅の売却が増えるため、中古物件が多く流通することにつながります。新築物件の価格が高騰する中、手頃な価格の中古物件は、都度最適な家への住み替え選択肢を増やすことにもつながると考えます。

調査概要
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象:住宅の購入・建築検討者
有効回答数:7,223人
調査実施期間:2023年12月22日(金)~ 2024年1月9日(火)  
調査機関:株式会社マクロミル

関連情報
https://www.suumo-research.com/

構成/Ara

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