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部下のやる気を刺激する仕事の上手な頼み方

アットダイム 8 月 前
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入社した時にはやる気でみなぎっていた人が、徐々にやる気をなくしていく……。それは、リーダーや周囲の些細な言動が原因かもしれません。

社員のモチベーションが低下する職場風土の改善には、実は「関係密度」がカギになるのだそう。この「関係密度」とは何なのか、そして高めるポイントとは?

700を超える企業の職場風土改善に関わってきた中村英泰さんの著書『社員がやる気をなくす瞬間 間違いだらけの職場づくり』から一部を抜粋・編集し、〝社員のやる気を奪う間違った職場づくり〟を打破するヒントを紹介します。

作業を渡すか、業務を頼むかの違い

上司が部下に、仕事の依頼をすることは珍しいことではありません。

ただ、明確な意図のある「業務」として頼んでいるケースはとても珍しいことです。

多くの職場では、「〇〇の件を頼むね」と仕事を依頼していますが、その仕事は「なぜ」彼に依頼するのかが考えられていない、上司が自身からあふれた仕事を流した「作業」が多いように感じられます。

部下から「なぜ、私にこの仕事を任せたのですか」と質問をされても答えを持ちあわせていないのです。

一方、期末になると「今期1年の取り組みからなにが得られた? 来期のビジョンを話してくれないか」と部下に問う。この矛盾にお気づきでしょうか。

作業の先にビジョンはないのです。

部下に「業務」として依頼するためには、上司自身が部下からの説明を求められなくても「なぜ」それを依頼するのか、少なくとも次の3つを考えておく必要があります。

・部下の視点に立った意義や意味、目的
・上司の視点に立った意義や意味、期待
・企業や組織の視点に立った意義や意味、期待

これらが背景にあると、業務を頼む際の言葉遣いも自然と変わってくるものです。

☆ ☆ ☆

いかがだったでしょうか?

社員のやる気を左右する「関係密度」が高くなると、「社員の不本意な離職率が低下する」「コミュニケーションの齟齬が減る」「他責志向が、自己課題自己解決型に向かう」などのメリットがあるそうです。

部下や後輩との接し方に悩んでいる人は、心地良い職場づくりのヒントが詰まった一冊『社員がやる気をなくす瞬間 間違いだらけの職場づくり』をぜひ書店でチェックしてみてください。

社員がやる気をなくす瞬間
間違いだらけの職場づくり
発行所/株式会社アスコム
Amazonで購入する
楽天ブックスで購入する

著者/中村英泰(アスコム)
株式会社職場風土づくり代表
ライフシフト大学 特任講師
My 3rd PLACE 代表
1976年生まれ。東海大学中退後、人材サービス会社に勤務したのち、働くことを通じて役に立っていることが実感できる職場風土を創るために起業し、法人設立。年間100の研修や講演に登壇する実務家キャリアコンサルタント。

監修/田中研之輔

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