年々性能が進化して、どのモデルもノートPCと肩を並べる性能となっているiPadシリーズ。
外出先での仕事や、学校の授業でOfficeを利用してより便利に使いたいという方も多いことでしょう。今回はiPadシリーズで、MicrosoftのOfficeを使いこなす方法を紹介します。
iPadシリーズでOfficeは使える!
iPadシリーズでもMicrosoftのOfficeは使えます。
気になるMicrosoft 365の料金体系は、「家庭向け」と「一般法人向け」に大別されます。
料金体系は?
家庭向けサブスクリプションサービスの「Microsoft 365 Personal」は、Windows 、Mac、iPadといったタブレットやスマートフォンなど、同一ユーザーが使用するデバイスに5台まで同時にサインインできて、料金は年間1万4900円。月額1490円の月払い形式も選択可能です。
一般法人向けのサービスは、基本は年間契約。1ユーザーあたりの価格が設定されていて、一番リーズナブルな「Microsoft 365 Business Basic」は1ユーザーにつき月額750円。そのほか、複数のプランが用意されています。
【参考】Microsoft 365の代表的なプランを比較(Microsoft)
学校が契約していれば学生向けiPadのOfficeを使える!
Microsoft 365には、Microsoft 365 Educationという学生及び教職員向けのプランが用意されています。
所属する教育機関が Microsoft 365 Education を契約していれば、WordやExcel、PowerPointなどが揃っているOfficeのアプリケーションを利用できます。
【参考】Microsoft 365 Education(Microsoft)
iPadの条件次第でMicrosoft 365は無料で使える!?
ある条件に当てはまれば、iPadに限らずタブレットでOfficeを無料で使えます。その条件と、有料版との違いなどを説明します。
iPadの画面サイズによっては無料
MicrosoftはOffice Mobileというサービスを提供しています。
Office Mobileは、画面サイズ10.1インチ以下のタブレットやスマートフォンなどで、「Word Mobile」「Excel Mobile」「PowerPoint Mobile」などが使えるサービス。
最新のiPadシリーズであれば、画面サイズ8.3インチのiPad mini(第6世代)が相当します。
iOS 用の新しい Office Mobile アプリのご紹介
iPad(第10世代・第9世代)やiPad Air(第5世代)では有料のMicrosoft 365(旧Office 365)を使うしかない?
そしてiPadの最新機種(第10世代)の画面サイズも10.9インチ。iPad(第9世代)も10.2インチ。iPad Airの最新機種(第5世代)は10.9インチ。です。
そのため、Office Mobileは利用できません。有料サービスのMicrosoft 365を利用しましょう。
iPad mini(第6世代)で使える無料のOffice Mobileに有料版との違いはある?
Office Mobileの「Word Mobile」や「Excel Mobile」は、有料版Officeの機能限定版となっていて、基本的な機能のみが使用できます。
より充実した機能を利用するには、Microsoft 365 への加入が必要です。
Microsoft 365をiPadへインストールする方法
iPadへのMicrosoft 365のインストールは、App Storeから行います。
まずは、WordやExcelなどOfficeのアプリケーションを個別にダウンロードしましょう。
そのあと、どれか1つのアプリで最初の起動時にサインインすれば、ほかのアプリでもサインインした状態となります。
Microsoft 365をiPadで使いこなすには?
ここではよくある疑問に答えながら、iPadでOfficeを使いこなすコツについて理解を深めていきましょう。
iPadのMicrosoft 365にサインインできない時の対処法は?
Microsoft 365には1か月間、無料で試せるプランがあるため、このプランが有効期限切れになっていないか確認しましょう。
また、サブスクリプションが有効になっているかも確認してみてください。
iPad に外付けアイテムを足せば使い勝手がさらに向上!
ぜひおすすめしたいのが、外付けのキーボードとマウスの併用です。もちろんアップル純正のMagic KeyboardでもOKです。
作業がよりスムーズになり、特にExcelは、画面にタッチして使うより格段に操作性が向上します。
iPadOSの純正アプリにOffice互換アプリはある?
Microsoft 365と完全に互換ではありませんが、Wordで作成されたファイルを出力できるアプリを紹介します。
iPadOSの純正アプリには、「Pages」という文書作成アプリがあります。
Pages は、iPadシリーズに最初からインストールされている標準アプリ。無料で使えて、Word形式でファイルを出力できます。
【参考】Pages(App Store)
Office互換アプリはiPad Proでも使える?
「Pages」はiPadOSの純正アプリなので、iPadシリーズ全てで使えます。
iPadシリーズの魅力は、8.3インチから12.9インチまで、様々な画面サイズと多彩な性能のモデルが用意されていることです。
Officeが使えれば、iPadシリーズはますます便利に使いこなせます。あなたにピッタリのモデルでOfficeを使って、仕事や勉強を充実させてください。
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※データは2024年4月中旬時点での編集部調べ。
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文/ねこリセット