パカ、ポコと心地良いリズムで街を巡る〈とかち音のーと〉

「パカ、ポコ、パカ、ポコ」。ばん馬の足音が帯広の夜の街に響く。「馬車ＢＡＲ」だ。積雪や路面が凍結すると運行しないため、雪景色の街を巡るのは、雪解けが進むこの時期だけ。街中を盛り上げようと十勝シティデザイン（帯広）が２０１９年に始めた。馬車を引くのは、ばんえい競馬の元競走馬ムサシコマ（牡、１１歳）。昨年１０月、とかち観光大使に任命された街の顔だ。