虫垂炎は、右下腹部にある小さな袋状の臓器である虫垂に炎症が起こる病気です。突然の腹痛で救急受診につながることが多く、治療が遅れると腹膜炎や敗血症など命に関わる状態になるおそれがあります。
その一方で、早期に適切な治療を受ければ多くの患者さんがよい経過をたどります。現在も虫垂切除術は世界的に標準的な治療ですが、近年は条件を満たす一部の単純性虫垂炎で抗菌薬による保存的治療が選択肢になることもわかってきました。どの治療法を選ぶかで再発リスクや合併症が変わるため、正しい知識を持つことが大切です。この記事では、最新の知見を踏まえながら、虫垂炎の治療法と注意点を解説します。










